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「最愛の敵〜王たる宿命〜」最終回 イ・ジュンとカン・ハンナ「情人であり政敵」 視聴率1位

  • ▶ この記事にはドラマ本編のあらすじやネタバレの一部が含まれています。

    • KBS

    『最愛の敵〜王たる宿命〜』が視聴者たちに惜しまれつつ大団員の最終回を迎えた。

    21日に韓国で放送されたKBS 2TVの月火ドラマ『最愛の敵〜王たる宿命〜』(演出ユ・ヨンウン / 脚本パク・ピルジュ / 制作 G&Gプロダクション)最終回の視聴率は8.9%(ニールセンコリア提供、全国基準)と、最後まで月火ドラマ1位の座を逃さなかった。特に島流しの知らせを聞いて泣き崩れるチョ・ヨンヒ(チェ・リ)にチョ・ウォンピョ(ホ・ソンテ)が士林(サリム)の時代が永遠に続くはずがないと、その時まで耐え抜いてほしいと話すシーンは1分当たりの最高視聴率11.3%を記録した。

    最終回では、イ・テ(イ・ジュン)とユ・ジョン(カン・ハンナ)はお互いの情人であり政敵として一緒に進む道を選び、切ない余韻を残した。

    一寸先も予測できない展開で最後まで視聴者たちを虜にした『最愛の敵〜王たる宿命〜』は様々な人物が抱く丹心の饗宴で、これまでになかった血の舞う政治ロマンスを完成させ、有終の美をおさめた。

    この日の放送でイ・テはユ・ジョンに自分の敵になるのを止めてほしいと哀願した。イ・テはユ・ジョンを守るためにも自分の道を行くと主張し、これにユ・ジョンは「私は私が守ります」と一歩も引かない姿を見せた。ユ・ジョンの身分を復権するために命をかけていたパク・ゲウォンは連行され、これを遠くから見守るチェ・ガヨン(パク・ジヨン)と目が合った。

    イ・テは自分が王の座から退くことになるのではと心配するユ・ジョンの悩みをチョン・ギョンギュン(ハ・ドクォン)に吐露し、動揺するなという彼の言葉に気持ちを引き締めた。ユ・ジョンの身分復元について大臣たちの激しい言い争いが繰り広げられる中、突然笑ったイ・テがすべての罪をパク・ゲウォンに追及すると話し、冷ややかな雰囲気が演出された。

    かと思うとチェ・ガヨンは自分の味方を全滅させようとするイ・テのもとへ行き謝罪した。彼と向き合ったチェ・ガヨンは自分を首を刀で刺そうとし、イ・テは急いで彼女を制止したりもした。別荘に行きたいというチェ・ガヨンと彼女を探索するイ・テの息の詰まる神経戦が続いた。

    また、イ・テは別荘に行ったチェ・ガヨンを襲うつもりだと話すチョン・ウィギュンの言葉に動揺した。イ・テが引き留めたにもよらずチョン・ウィギュンはチェ・ガヨンの後を追い、嵐の前夜を予告した。チェ・ガヨンの知らせを聞いたパク・ゲウォンは不吉な予感から脱獄を敢行して彼女を探した。その時刻、チェ・ガヨンからの手紙を受けとったイ・テはチェ・ガヨンの本心に怒り、数日間姿を見せないチョン・ウィギュンの動きに遅くれて気づき、凍りついた。

    チェ・ガヨンに矢を向けるチョン・ウィギュンの姿は手に汗を握らせた。ちょうど登場したパク・ゲウォンは彼女に自分の選択を後悔していると、本心を打ち明けた。同時刻、チョン・ウィギュンはパク・ソンベク(チョン・ヨンソプ)の襲撃を受け、チェ・ガヨンに向かって矢を放った。これを見たパク・ゲウォンがチェ・ガヨンの盾となって矢に刺され、「どうぞ生きてください」という願いとともに死を迎えた。

    イ・テはパク・ゲウォンの訃報とともに宮を離れるというチョン・ウィギュンの言葉に混乱を隠せなかった。パク・ゲウォンの喪屋から帰ってきたイ・テはユ・ジョンに抱かれながら涙を流した。この他にも宮殿に一人で残されたチェ・ガヨンは死ぬこともできない自身を憐れんで泣き、彼女の寂しい最後を予感させた。嵐のような時間が流れ、ユ・ジョンは男の子を出産した。赤ちゃんを見て笑顔を見せるユ・ジョンとイ・テの顔は視聴者たちを笑顔にした。

    イ・テはユ・ジョンに中殿(王妃)になることを知らせ、2人のキスはお茶の間をときめかせた。その後のイ・テとユ・ジョンの独白が注目を集めた。向かい合った2人の眩しい笑顔と共に「だから一緒に行かなければなりません。私の頭の上の刀であり、私の安息地なのだから。私の情人であり、私の中殿であり、私の…政敵だ」というイ・テの言葉は夫婦であり、政治的同志として同じ道を進む2人の未来を応援させ深い余韻を残した。

    このように『最愛の敵〜王たる宿命〜』は最後まで緊張続きのエキサイティングな台本と絵のような映像美を誇る繊細な演出、そして名俳優たちの熱演と完璧なシナジーで視聴者たちの心の奥深くに長く残るドラマとなった。
  • キム・ナヨン MKスポーツ記者 | 入力 2022-06-22 09:28:31