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俳優アン・ジェヒョン、「星から来たあなた」は選ばれた作品

    今ではモデルから俳優というタイトルを得たアン・ジェヒョン(27)。ドラマ「星から来たあなた」のチョン・ソンイの弟ユンジェとして注目を受け、最近終了したドラマ「君たちは包囲された」ではまた一人の主人公テイルとしてひとつの軸を担当した。

    実際、アン・ジェヒョンに先入観があった人々は多かっただろう。「良い所属社に出会った俳優だな」という考えを受けざるを得ない。アン・ジェヒョンはモデル専門エージェンシーであるエスチーム所属でありながらマネージメントと制作を兼ねているHBエンターテイメントとも契約関係にある。HBエンターは「星から来たあなた」を制作した会社であるから、俗に言う「入れ込んだんだな」という考えになる。

    しかし、因果関係が間違っていた。「星から来たあなた」チャン・テユPDはある書店で進行されたアン・ジェヒョンのインタビュー記事を見て彼をキャスティングしたいと思い、会おうと電話した。チョン・ソンイの弟役を提案したが、アン・ジェヒョンはチャンPDの手をすぐに掴みはしなかった。正直に、演技に関心がなかったからだ。

    「監督が会いたいと言って会ったけれど『星から来たあなた』のオーディションだったんです。ユンジェ役はどうかと言われたんです。私はやらないと言いました。いえ、やらないと言ったのではなく『できない』と言ったんです。2時間程話しをしていろいろな理由でずっと出来ないと言いました。じっと聞いていた監督が良い縁だと立ち上がったんです。私が『今度うちの近所に遊びにいらしたら美味しいものをご馳走します』と言ったのですが、次の日にチョ監督とすぐに訪ねていらしたんです。私が悩んでいた部分について細かくひとつひとつお話ししてくださり納得し、一緒にすることになったんです」

    彼を見守る目はさらにあった。すでにドラマに合流していた彼を見てHBエンターから「一緒に行こう」というものだ。こうしてエスチームとHBエンター所属となった。「星から来たあなた」に続いて自然と「君たちは包囲された」の主人公に立つこととなった。

    「『君たちは包囲された』のスタッフが『星から来たあなた』と同じだったんです。『星から来たあなた』の中間で『ジェヒョン、次の作品も一緒にやるだろう?』という言葉を聞いて本当に嬉しかったんです。最初はどうしようもなくやっていたかもしれないけれど、次にも一緒に連れていってくれるということは簡単ではないじゃないですか。実際『君たちは包囲された』は私が映画にも出演しなくてはならず、Mカウントダウンもやっていて時間が出なかったのですが、私の時間に合わせるという話しまで聞きました。ありがたいことです」

    新人には破格的な待遇だ。アン・ジェヒョンは生憎イ・スンギ、コ・アラ、チャ・スンウォンよりももっと忙しく、彼を待たなくてはいけない時間も多かったという。アン・ジェヒョンは「申し訳なく、ありがたかった」と回想して笑った。

    彼は今もカメラ恐怖症だと告白した。「『星から来たあなた』の時に『このシーンがいつ終わるか』、『私の順序が早く過ぎればいい』と思いました。『君たちは包囲された』をやって少しラクになって、発展はあったようで良かった。意義の深いドラマです」

    同年代の俳優たちから学ぶことも楽しいことだった。「どうやって演技するのかについて学び、技術的なことも知りました。『星から来たあなた』でもそうでしたが、作品をやりながらたくさん学んだと思います。イ・スンギ、コ・アラ、パク・ジョンミンたちからもたくさん学びましたよ。たくさんのことを感じ、これらの友人たちみたいに上手く演技したいという思いもしました」

    モデル出身俳優チャ・スンウォンはさらに少し特別だ。「私が余計な被害を与えないか負担が大きい」等の悩みを打ち明けるとチャ・スンウォンは彼に「お前が心配することではない。しっかりと演技のことだけを考えろと仰ったんです」と回想した。もちろん簡単ではなかった。「私のせいで収録が遅れたらどうしよう」「他の人たちの害となったらいけないのに…」という考えをした。他の人たちに迷惑をかけることを嫌がる性格なだけに心配も多かったという。

    他人をまず先に考えるため、気が引けることも多かったかと思えばそうではないという。「それ程ならばしょげるだろうと言われますが私は違います。いつも明るく話します。NGが出れば『私が死にました。本当にすみません』とすぐにそうするから周囲に『あいつ、なんだ』と言われながらも笑っていました。(キム)スヒョンもとても明るいんです。キューが聞こえるとド・ミンジュンに憑依されるのに、現場ではとても明るくて明瞭でなければいけないことを学びましたよ(笑)」

    身長が高い(186cm)のでモデルをしてみろという周囲の言葉にモデルとなったアン・ジェヒョン。最初は「お金をたくさん稼げるだろう」と思ったが、現在は仕事の意味が変わった。「モデルになってみて、多様な服を着て写真を撮ってみたくなりました。その後ファンもできました。多くの人たちと縁を築きながら仕事に対する意味が大きくなりました」

    アン・ジェヒョンは「人々の期待に応えられればいい」と願った。服をしっかり着て行けば「センスあるね!」と言われるように、彼が出演する作品を見ることができるように期待感を与える人になりたい。最近はホットになったモデル出身俳優キム・ウビンの次の走者として、また次の作品が期待されていると言うと「そう考えていただけることがとてもありがたい」とし「名前が挙がるだけでも幸せだ」と喜んだ。
  • スタートゥデイ_チン・ヒョンチョル記者 / 写真_カン・ヨングク記者 | 入力 2014-08-07 08:03:14