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VIXXエン「赤い月青い太陽」で見せつけた俳優としての真価

    VIXXエン(チャ・ハクニョン)が深くなった演技で新鮮な衝撃をもたらし、俳優としての真価を発揮した。

    エンは現在放送中のMBC水木ドラマ『赤い月青い太陽』でイ・ウンホという仮面に隠れていた真犯人を演じた。

    エンが演じたイ・ウンホは児童虐待の被害者であり連続殺人犯だ。被害者が加害者に変わった、つまり被害者でありながら加害者でもある人物だ。エンはイ・ウンホのはかない魅力を際立たせつつ、ドラマの緊張感を高めた。彼は序盤に子供好きで明るい表情を見せた姿とは異なり、後半に進むほどに被害者としての悲しみと加害者としての背筋の凍る恐怖を感じさせる、両極端な演技を繰り広げた。

    児童虐待の被害者であるイ・ウンホが連続殺人犯にならざるを得なかった理由を繊細に一つ一つ描いていった。イ・ウンホが複雑な人物であるだけに感情の幅も広かったが、児童虐待を受けた被害者の悲しみ、怒り、恐怖などをエンは一瞬たりとも逃さなかった。

    現実でも劇中でも、いかなる理由も殺人を正当化することはできない。しかし、エンが見せた演技を通して児童虐待を受けたイ・ウンホの悲しみと痛みに共感することができた。

    『赤い月赤い太陽』の中のエンは大胆でありながら繊細な演技と自分が持っている雰囲気を生かして、さらに成長した俳優の姿を見せた。ドラマのテーマが重いことから、ややもすると力が入りすぎたり、抜けすぎる可能性もあったが、彼は冷静に自分の立場を守り、強烈なラストシーンで大衆に印象を残した。徐々に成長する姿には拍手を送りたい。
  • MBNスター シン・ミレ記者 / 写真= | (C) mk.co.kr | 入力 2019-01-11 12:01:00