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ク・ハラさんの兄の請願「子供を捨てた親に相続させない」10万人が同意

    子どもを捨てた親の相続権を剥奪できるようにする、いわゆる「ク・ハラ法」の国会請願が10万人の同意を得た。期間内に10万人以上の同意を得て、国会で正式審査を受けることができるようになった。

    ク・ハラさんの兄のク・ホインさんは先月18日、「ク・ハラ法」の制定のため国会に立法請願をした。「ク・ハラ法」の立法申請は開始17日目の3日午前10時50分ごろ、国民10万人の同意を得た。

    国会のオンライン請願サイト「国民同意請願」(立法請願)は30日以内に10万人の国民から同意を得た場合、所管の常任委員会に付託され、正式審査を受ける。

    これに先立ち、ク・ハラさんの兄のク・ホインさんは先月3日、光州(クァンジュ)家庭裁判所に実母を相手に相続財産分割審判請求訴訟を起こした。両者は相続財産の分割について異見を見せている。ク・ハラさんの実母は相続順位によって直系尊属が50%をもらわなければならないと主張した。しかし、実父の相続持分の譲渡で、ク・ハラさんの財産の50%を受け取ったク・ハラさんの兄は、これを受け入れられないという立場だ。

    続いてク・ハラさんの兄、ク・ホインさんは先月18日、いわゆる「ク・ハラ法」制定のため国会に立法請願をしたことを明らかにした。「ク・ハラ法」は家族を殺害したり、遺言状を偽造するなど制限的な場合に限って相続欠格事由を認める現行民法に「直系存続または直系卑属に対する保護・扶養義務を著しく怠った者」を追加するのが骨子だ。

    ク・ホインさんの法律代理人のノ・ジョンオン弁護士は「現行の法体系によると、子どもの養育義務を長い間果たせなかった親がいるとしても、子どもが事故などで親より先に死亡した場合、特別な事情がない限り、死亡補償金をはじめ子どもの財産はその子どもを捨てた親に相続される」とし「これは普遍的正義と人倫に反することから、相続財産分割審判請求事件を進め、別名「ク・ハラ法」(民法相続編の一部改正案)の制定を請願することになった」と説明した。

    実際に「ク・ハラ法」ができたとしても、遡及立法禁止の原則上、ク・ホインさんの事件には適用されない。ク・ホインさんは「僕の家族の悲劇、悲しみが他の人には起きないでほしい」と話した。

    一方、ク・ハラさんは昨年11月24日に急死した。故人は盆唐(ブンダン)スカイキャッスル追慕公園に永眠している。
  • 毎日経済 スタートゥーデイ シン・ヨンウン記者 | 入力 2020-04-03 14:08:02