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インタビュー…『鋼鉄の雨2』のチョン・ウソン


    「最初で最高」。俳優チョン・ウソン(47)が主演作『鋼鉄の雨2:首脳会談』を通じて得た成果だ。韓国初の原子力潜水艦映画『ユリョン(幽霊)』(1999)に登場し、忠武路ジャンルものの歴史を新たに書いた彼が、韓国最高の原子力潜水艦水モノだという評判の『鋼鉄の雨2』に出演することになったわけだ。

    23日の試写会を通じてこの作品を見た者たちは、内容に対する好き嫌いの差こそあれ、ほとんどの後半の潜水艦アクションシーンだけは「ハリウッド級」という評価を下している。

    27日、ソウル市三清洞のあるカフェで会ったチョン・ウソンは、20年以上前の『ユリョン』の時と比べてどれだけ『鋼鉄の雨2』が発展したのか聞かせてくれた。

    「『ユリョン』を撮影する時とは完全に違ってましたよ。前は潜水艦が揺れるのを俳優が想像して、体で演技していたんですよ。しかし今は潜水艦のセットを機械に乗せて、傾斜と揺れを表現できるようなりましたから。撮影前に潜水艦シミュレーション基地に行って、潜水艦が潜航したときの傾斜は何度なのかを勉強したりしましたし…。そのようにセットと機器の動きに合わせて演技すれば良いので、俳優にとっては以前よりもはるかに没入しやすい環境でした」。

    彼は今回の映画で大韓民国大統領ハン・ギョンジェ役を引き受けた。米国と北韓の首脳といっしょに原子力潜水艦の艦長室に監禁され、彼は二人と超密着・高強度の首脳会談を広げるになる。自国中心的な態度で交渉を崖まで追い込む米国大統領と北韓国務委員長の間で、ハン・ギョンジェはバランスをとりながら会話を続けていこうと仲介の役割を果たす。

    「破局に突き進む会談シーンを撮るわけですが、大韓民国の指導者というのは極端な職業だという思いがよぎりましたね。声を出せる立場はラクですが、忍耐するしかない私達はずっと突破口に悩み続けなければならないわけで…。彼らの話をぜんぶ聞いて、疎通できるようにしてやらなきゃならないわけですよ。本当に孤独な職業だなと思いました」。

    『鋼鉄の雨2』はこの日の午後2時23分の時点で、前売り率49.9%で1位に上がった。先に封切られた『半島』と来週封切りになる『ただ悪から救いたまえ』と競合する構図だ。彼は『鋼鉄の雨2』だけが爆発的に人気を得るよりも、大作3作が映画館に向かう観客の関心を大きくすることを希望する。

    「コロナ19でどんな空間でも、一人の確定者が出ればその空間はみんなシャットダウンされる状況でしょう。観客が安全に映画を楽しむことが何よりも重要なことですよ。今では産業全体が重要であり国全体が重要なわけで、一人でうまくやったからどうなるわけでも」。『鋼鉄の雨2』は29日に封切りで、15歳から観覧が可能だ。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-07-27 16:55:23