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防弾少年団「私たちは輝く存在、共に生き続けよう」

BTS2回めの国連演説 


    「人生は続く、共に生き続けよう(Life goes on、Let`s live on)」。

    防弾少年団(BTS)が道を失ったままでさまよう青春たちのために再びマイクを握った。 23日に映像で行われた国連の「保健安全保障友好国グループ」の高位級会議だ。「コロナ19危機」のなかで未来の世代を保護する方案を議論するために、国際社会が頭をつき合わせる場だ。 BTSが国連の会議に立ったのは、2018年のニューヨークの国連総会以降の2年ぶりだ。彼らは「私たちの明日は暗く苦しくたいへんかもしれません。ふらついて転ぶかもしれません。しかし夜が深いほど星は輝きます。夜明け前はいつもいちばん暗い」と慰労のメッセージを伝えた。

    6分あまりの映像メッセージは誠実さでいっぱいになった。リーダーのRMは2年前の国連総会での演説を回想し、「ぼくたちみんなの前に置かれた無限の可能性に、胸が躍り上がった時代だった」とした。その一方で彼は、「コロナ19は想像できなかった」としながら「ワールドツアーが全面的に中止され、計画がぜんぶ白紙化されて…夜空を見上げても星が見えなかった」と吐露した。JIMIN(ジミン)は「昨日は全世界のファンの方々と一緒に踊って歌っていたのに、今日は僕の世界は部屋一つに減ったようだった」とした。

    「また夢を見よう」という激励が続いた。ジミンは「苦しかったとき、仲間が私の手を握ってくれた」と語った。V(ヴィ)は「今の状況はひどく苦しくて憂鬱だけど、メモをとって歌を作りながら自分について振り返ったりもした。ここで放棄すると、自分の人生の主人公じゃなくなるだろうと思った」と伝えた。

    J-HOPE(ジェイホープ)は「多くの感情を抱いて、私たち7人のメンバーは一緒に音楽を作り始めた。こうして始めた音楽だから、すべてのことに率直だった」とし、「私たちの生は予測できないだけに、決まった答えもない」と不確実な生活を通過している青年たちを慰めた。ジョングクは「私たちの声で多くの人々に力を与えることができるなら、私たちはそれを望んで継続して動き続けるだろう」と強調した。JIN(ジン)はビルボードホット100の1位に上がった新曲『ダイナマイト』の歌詞「ひかってるだろう、まるでダイヤモンドのように」を引用しながら青春が持つ力を礼賛した。

    防弾少年団が国連会議に招待されたのは今回が2度目だ。 2018年9月に韓国の歌手としては初めて、ニューヨークの国連総会の会場で演説した。自己陶酔と肯定のメッセージで青年世代のアイコンとして浮上し、国連も注目し始めた。当時のメンバーはユニセフ青年アジェンダ「Generation Unlimited(ジェネレーションアンリミテッド)」イベントの壇上に上がって、「自分を愛して自分の声を出そう」というメッセージを若い世代に伝えた。ユニセフとともに、児童・青少年に対する暴力を根絶するための「ラブマイセルフ(LOVE MYSELF)」キャンペーンも行ってきた。

    この日の会議を開催した国連の保健安全保障友好国グループは、韓国主導で発足した。会議に映像で参加した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、「全世界の若い世代と歳をおとりになった世代に霊感を吹き込むBTSの力には本当に驚いた」とし、「若い世代が直面しているしだいに増える挑戦に応じるための政府の一致した行動で、BTSが青年世代に呼び起こす希望に応えなければならない」と強調した。

    RMは再び「ラブユアセルフ(自分を愛してください)」を注文した。「私たちはこれまで以上に自分が誰なのか覚えておき、自分自身と向き合わなければならない。私たち自身を愛し、未来を想像するための努力も必要です。防弾少年団も皆さんとともに」。
  • 毎日経済_カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-09-24 19:04:53