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金北韓委員長「南側の同胞に大きな失望感を与えた」

遺憾を表明 

  • 金正恩(キム・ヂョンウン)北韓国務委員長は韓国海洋水産部の公務員の某氏(47)射殺と関連して去る25日、「文在寅(ムン・ヂェイン)大統領と南側の同胞たちに大きな失望感を与えたことに対したいへん申しわけなく思っている」と述べた。金正恩委員長は「ただでさえ悪性ビールス病魔(コロナ19)の脅威で辛苦している南の同胞に、助けとなるどころか韓国側の水域で予想外の芳しないことが発生した」と明らかにした。

    ソ・フン青瓦台国家安保室長は、北韓が同日午前にこのような内容で通知文を伝えてきたと述べた。

    北側は朝鮮労働党中央委員会統一戦線部の名義になった今回の通知で「私たちの側は北南間の関係には明らかつまらない作用をすることが私たちの側の水域で発生したことについて、貴側に申しわけない気持ちを伝える」とし、「私たちの指導部はこのような残念な事件により、最近に少なからず積み重ねてきた北南間の信頼と尊敬の関係が崩れないようにさらに緊張して覚醒し、必要な安全対策を講じていることについて繰り返し強調した」とした。金正恩委員長の謝罪は統一戦線部が、金正恩委員長から伝えるようにという発言であると通知文で紹介したものだ。

    また北側は「このような不祥事が再発しないように、海上での警戒監視と勤務を強化する」とし、「捜索過程で些少な失敗や大きな誤解を与えることの無いように、海上で捜索前の過程を収録する体系をたてるように指示された」と伝えた。

    今回の事件と関連し、北韓はいったん謝罪の意を伝えたとみられる。ただし北韓側は今回の事件の経緯と関連し、わが軍の発表とは違いがある内容を伝えてきた。

    北側は通知文で「貴側が報道したように22日の夕方、黄海南道カンリョン郡クムドン里の沿岸水域で、正体不明の人員1人がわれわれの側の領海深く不法侵入したが、われわれの兵士たちによって射殺(推定)される事件が発生した」と明らかにした。とは言え、遺体を燃やしたという国防部の発表とは異なり、「射撃後10メートルあまりまで接近して確認調査したが、正体不明の侵入者は浮遊物の上にいなかったし、大量の血痕が確認された」とし、「侵入者が乗っていた浮遊物は、国家非常防疫規定によって海上の現場で焼却した」とした。

    青瓦台の関係者はこれについて、「韓国軍の判断といくつかの違いがある部分は、継続して調査と把握が必要だと思う」と説明した。また「この通知について、政府が何らかの判断をしているという予断は行わないで欲しい」とし、「(全文を)文字通り見ていただいて判断していただければ」と付け加えた。

    青瓦台側はまた今月、文大統領と金委員長がやりとりした親書全文を異例的に公開した。文大統領が今月8日に親書を送るやいなや、金委員長は12日に返書をよこした。両首脳は書信で、コロナ19の克服と台風の収拾を激励し、南北関係の改善意志を明らかにした。

    脱北者であるテ・ヨンホ国民の力党議員はこの日、国会外交通商委員会で「国民が殺害されたのに北韓統一戦線部の手紙いち枚をもって、これは迅速な返事だ、悪かったという表現が2回もある、としながら加害者の立場をかばうことになった」と主張した。
  • 毎日経済_オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-09-25 20:48:06