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韓、アストラゼネカ製ワクチンの接種を再開か…11日に発表
ソウル市城東区での検査風景
アストラゼネカ製コロナ19ワクチンに対する不安感が世界に拡散し、特定の年齢層や全年齢層を対象にアストラゼネカワクチンの接種を中止する国が増えている。ワクチン入手難の国は「泣く泣く」交差接種を図っている。
交差接種は1次と2次接種でそれぞれ異なるワクチンを接種することを意味する。韓国政府も一部の集団にアストラゼネカワクチン接種が制限される場合、交差接種案を検討できるという方針を立てた。しかし確保されたワクチンの大部分がアストラゼネカワクチンであり、代替材がないという限界がある。
フランスの保健当局は、アストラゼネカワクチンの1次接種者に2次はメッセンジャーリボ核酸（mRNA）方式のワクチンを接種するように勧告する見通しだと、ロイター通信が8日（現地時間）に報道した。フランスでの使用が承認されたmRNAワクチンは米ファイザーと米モデルナの2種だ。トーマス・メルテンス独予防接種委員長もこの日、「アストラゼネカワクチンとファイザーそしてモデルナワクチン間のクロス接種は安全」だと語った。ドイツはアストラゼネカワクチンの代替として、ロシアのワクチンの導入を進めている。
アストラゼネカワクチン購入契約をキャンセルしたり、代替ワクチンの導入を検討する国もある。
アフリカ連合（AU）傘下の保健機関はこの日、「アストラゼネカワクチン購入計画をジョンソン・エンド・ジョンソン（J＆J）製品に変えた」と発表したとテレグラフが伝えた。豪政府は2000万回分のファイザーワクチンを追加で確保し、ドイツは「スプートニクV」ワクチンの導入のためにロシア側と協議を開始したとAFP通信が伝えた。香港はアストラゼネカワクチンの導入を延期した。ソフィア・チャン香港衛生局長官は9日、「アストラゼネカと事前に購入契約を結んだが、すでにワクチンを充分に確保した」とし、「今年はアストラゼネカワクチンが必要ないので、導入を延期した」と明らかにしたとサウスチャイナ・モーニングポスト（SCMP）が伝えた。
しかし、韓国内ではアストラゼネカワクチンの接種を再開する方向へ舵をとる雰囲気だ。コロナ19予防接種対応推進団は国内外の動向と異常反応の発生事例などを充分に検討した後、専門家諮問委員会と予防接種専門委員会の議論を経て、11日にアストラゼネカワクチンの接種を再開するかどうかを発表するという立場だが、去る8日の報道資料を通じて「欧州医薬品庁（EM）はアストラゼネカワクチンの接種利益がリスクを上回るので、接種を継続する必要があるという点を再確認した」と強調している。
丁世均（チョン・セギュン）国務総理は9日に開かれた第15回コロナ19ワクチン・治療薬の状況点検会議で「最近アストラゼネカワクチンに対する血栓問題の議論がある。疾病管理庁は専門家諮問委員会と予防接種専門委員会などを通じて科学的な判断を迅速におこない、その結果をすぐに公開して国民のがもはやこれ以上不安にならないようにして欲しい」と注文した。- 毎日経済 | キム・ドクシク記者/パク・ユンギュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-09 17:41:57
