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韓、弘大発「デルタ感染拡散」の恐怖…首都圏の増加傾向「異常」

    • 去る27日の明洞の風景 写真=MBN


    1日に施行することにした政府の新たな社会的距離の確保改編案を、ソウル市と京畿道および仁川市が一週間延期した理由は、コロナ19の確定者の増加傾向が尋常ではないからだ。 30日の防疫当局によると、この一週間の首都圏のコロナ19確定患者は平均465人にのぼる。これは政府の新たな社会的距離の確保再編案の3段階である「一日平均500人」に近接する数値だ。

    特にソウル市麻浦区の弘大周辺のレストランや、首都圏の英語塾6カ所に関連する集団感染事例では、接触者に対する調査の過程で51人が追加され、累積の確定者数は213人に増えた。このうちデルタ変異の確定者は9人と確認された。これまでの国内のデルタ変異感染者などを含めると、国内で最初にデルタ変異の感染者が確認された去る4月中旬以降の2カ月めで500人を超えた。

    首都圏の各自治体は最近の感染状況は、新しい社会的距離の確保「第3段階」の基準を脅かす重大な状況と見ており、先制的対応の次元でこれまでの社会的距離の確保システムを維持することにした。

    イム・スングァン京畿道コロナ19緊急対応団長は、「距離の確保政索の変更を控え、確定者の増加という課題と当面している」とし、「6月22日から28日の間に全国では人口100万人当たり11人の新規感染者が報告されたが、首都圏では16.8人の感染者が報告され、非首都圏とは5.2人で3倍以上の差がある」と説明した。

    京畿道の場合、20日から26日までの一週間で一日平均158人の患者が発生しており、前週との比較で11人以上増えた。特に英語塾関連では28日の時点で156人の集団感染者が発生し、防疫当局を緊張させている。京畿道は最近になって感染が拡散している遊興施設と学習塾などの従事者に対し、週1回のコロナ19先制検査を実施し、コールセンターや物流センターなど、感染症の頻度が高くて感染の拡散性が高い事業所に対しては自己検査キットを支援することにした。

    この日、ソウルのオ・セフン市長と25区庁長は「緊急特別防疫対策会議」を開き、最近のコロナ19の増加傾向を勘案して、社会的距離の確保の改編案の適用を延期することに同意した。

    ソウル市のイ・チャングン広報担当者は「前日に375人の確定が発生したし、これは距離の確保の改編第3段階に準ずる状況」だとし、「中央対策本部でも首都圏は3段階に準ずる状況だと認識している」と説明した。続いてイ広報担当者は「この(拡散の)推移に適切に対処しなければ、今後どのようになるか分からないという現場の意見が多かった」とし、「中央対策本部でも充分に同意した」と述べた。

    ソウル市は明日の1日から2週間、最近は感染事例が頻繁なレストランやカフェ、カラオケ、学習塾などの施設を中心に、各自治区と合同で集中点検を実施する計画だ。
  • 毎日経済 | チ・ホング記者/チェ・ヒョンジェ記者 | 入力 2021-06-30 17:57:48