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検査キット底を尽き、予約は中断…難局迎えた韓国防疫
- コロナ19の検査希望者が急増し、7日にはソウル市江南区の選別診療所で検体採取キットが底を尽き、コロナ19の検査が中断される事態が発生した。ソウル市は8日、去る7日の午後にソウル市江南区の選別診療所で採取キットが不足して、コロナ19の検査が一時的に中断されたと発表した。
江南区の選別診療所は7日、検体採取キット（綿棒など）4500セットを準備したが検査希望者が押し寄せて、この日の午後6時30分頃に底をついた。現場で待っている検査希望者の一部は、検査中止で現場から引き上げる人も出た。江南区は次の日に使用する採取キットを緊急空輸し、午後8時頃に検査を再開した。
この日、江南区の選別診療所で採取キットが底を尽いたのは、現代百貨店貿易センター店の訪問者が一度に集中したためと思われる。貿易センター店関連の累積感染者が8日の0時までに71人を記録したなかで、保健当局は先月26日から今月6日までに百貨店を訪れた覚えのある人々すべてに検査を勧めた。この期間中に訪問者と推定される人員は約19万人だ。このために江南区だけでなく、瑞草区の選別診療所も検査希望者が大きく増えた。
ソウル市は検査の滞積問題を解消するために、検査能力の拡充を進めている。現在は26ヶ所のソウル市内選別検査所を、自治区ごとに1つずつ増やして51ヶ所にまで拡大する計画だ。また大峙駅と江南駅や弘大入口駅などに設置された「訪問選別診療所」も、蘆原区と陽川区などに拡大する計画だ。
ソウル市では現代百貨店貿易センター店のほか、汝矣島店でも累積確定者24人が発生した。城東区に所在するカラオケでも、今までに17人の確定者が出た。釜山では今月初めからクラブや飲み屋などから始まった連鎖感染は、現在までに15店・確定者85人に増えた。釜山のカラオケでも7日に8人が追加確定されて、累積確定者は22人に増えた。釜山地域の水産業界では、アラブ首長国連邦から入国した家族など4人と、インドネシア入国者1人を含めて15人が追加確定されて、関連の感染者数は今までに93人になった。
一方、幼稚園と保育園、小学校1～2年生の教師と介助人材38万人を対象にしたコロナ19ワクチンの予約が開始された8日の深夜、予約システムで一時エラーが発生した。 8日0時10分頃からネットワーク障害が発生し、午前2時20分頃に正常化した。 - 毎日経済 | パク・スンチョル記者 | 入力 2021-07-08 17:35:21
