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速度出す「コロナ錠剤治療薬」開発競争…日シオノギ製薬など


    グローバルな各製薬会社がコロナ19治療薬の錠剤(経口用)開発に拍車をかけている。ワクチン不足と変異ウイルスの出現でコロナ19が継続して拡散するなか、錠剤治療がワクチンに続いて2番めの「ゲームチェンジャー」になるのかが注目される。

    25日(現地時間)の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、日本の塩野義(シオノギ)製薬は今月から、コロナ19の錠剤治療薬の臨床試験に突入した。シオノギ製薬が開発中のコロナ19治療薬は、1日に1錠を服用するという。臨床試験は来年までに行われる予定だ。

    既存のコロナ19治療薬は走査型で、広く使用されるには限界があるという点から、錠剤の治療薬がコロナ19の制御を可能にする重要な契機になるだろうという見通しが出ている。インフルエンザ抗ウイルス剤の「タミフル」「ゾフルーザ」のように、コロナ19患者が症状の悪化を防ぐために家庭で服用することができるからだ。

    米国食品医薬品局(FDA)から最初の使用の承認を受けた米ギリアド・サイエンシズ社の「Remdesivir(レムデシビル)」は、静脈注射剤であることから病院で投薬しなければならない。価格は1本あたり390ドルに達した。独メルク社はバイオベンチャーのRidgeback Biotherapeutics(リッジバック・バイオテラピューティクス)とコロナ19治療剤「Molnupiravir(モルヌピラビル)」の臨床試験第3相を進めている。米国政府はすでにモルヌピラビルの可能性を見て、先月9日に12億ドル(約1兆4000億ウォン)をかけて170万個の購入契約を締結した状態だ。患者1人あたり約700ドル(80万ウォン」)がかかる価格だ。

    米ファイザーは去る3月、経口用治療薬の臨床に突入した。去る5月にはファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は今年中にFDAから承認を受け、年末までに米国全域に普及できるだろうと展望した。

    国内企業も経口用治療薬の開発に挑戦している。先月、現代バイオサイエンス(HYUNDAI BIOSCIENCE)はユヨン製薬(YOOYOUNG Pharm)とコロナ19経口治療薬候補物質「CP-COV03」の委受託製造および製造のための製剤開発契約を大株主のシーエヌファーム(CNFarm)と3者共同で締結した。
  • 毎日経済 | シン・ヘリム記者/ハン・ジェボム記者 | 入力 2021-07-26 23:55:35