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韓、首都圏のコロナ専門病床に「非常灯」灯る

専門病床の稼働率75%にせまる 

  • 「ウィズコロナ(段階的日常回復)」が実施されてから一週間で、首都圏のコロナ専門病床に非常灯が灯った。感染病専門病院の病床稼働率が75%を超えただけでなく、集中医療専門病床の稼働率も日常回復の「緊急中断」基準として提示された75%に近いためだ。

    ただし防疫当局は病床稼働率だけでなく、さまざまな指標を考慮して決定がなされ、特定の指標が基準を超えても「日常回復」は機械的に中断されないという方針を明らかにした。

    9日の防疫当局によると、去る8日午後5時の時点で確定者が入院可能な全国の感染病専門病院の病床は1万81床のうちで4119床だけが残り、稼働率は59.1%を記録した。特にソウル市と京畿道の病床稼働率はそれぞれ77%と78.7%で、首都圏地域では危険な数値を見せている。

    非常計画発動の核心指標である集中医療専門病床も、首都圏は危険水位に近いことが分かった。これに先立ち、政府は全国の基準集中治療室の病床稼働率が60%を超えれば予備警告を下し、稼働率が75%を超えると段階的日常回復を止める非常計画が発動されるだろうと明らかにした。

    8日の時点で全国1211床の集中治療病床のうち618床が使用中で、稼働率は55.1%を記録した。 75%まではまだ余裕がある方だが、ソウル市と京畿地域の集中医療専門病床の稼働率はそれぞれ67.2%と68.1%で基準線に迫った。

    病床稼働率が急速に上昇しているのは、危篤重症患者が増加しているためだ。高リスク群で突破感染(ブレークスルー感染)が続出し、未接種者が新規確定された余波とみられる。

    ここ一週間の一日平均の在院危篤重症患者の規模は365人で、前の週との比較で32人増加した。 9日午前0時の時点での危篤重症患者は425人だ。第4次流行中だった8月27日以降では74日ぶりの最大値だ。週間の死亡患者数も126人を記録し、前週の85人から大幅に増えた。ただし防疫当局は危篤重症患者の増加や病状稼働率などが一定数値に達したからと、すぐさま日常回復が止まるわけではないと説明した。リュ・グンヒョク保健福祉部第2次官はこの日に記者懇談会を開き、「重症患者の増加の推移を注意深く見ている」としながらも、「医療体系に余裕があるのかが最も重要な基準」だと明らかにした。

    一方、政府は「飲む治療剤」の導入時期を、当初に予定していた来年2月よりも前倒しにする方案を推進している。 40万4000回分以外に追加で物量を導入するオプション条項も、政府と治療剤企業間の契約に含まれている。オプションの詳細については交渉中だ。リュ次官は「2月よりはもう少し(導入を)早めなければならないと思う」と説明した。
  • 毎日経済 | チョン・ヒヨン記者 | 入力 2021-11-09 18:54:51