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韓国、今年の出生率0.8人も危うい 出生児数が前年同期比9.3%減少

  • 世界最高の少子化国家である韓国が、今年の合計特殊出生率(女性1人が妊娠期間の満15~49歳に産むと予想される平均子供数)0.8人、年間出生児25万人をも死守することが難しくなった。

    韓国の統計庁が24日発表した6月の人口動向を見ると、前四半期の国内出生児数は5万9961人で前年同期比9.3%、6168人減少した。毎年第2四半期(4月~6月)基準で出生児数が6万人以下に落ちたのは1981年に月別人口動向統計を作成し始めて以来初めてだ。合計特殊出生率は0.75人で、やはり第2四半期基準で最も低い。四半期の出生率が0.7人台を記録したのは、2020年第4四半期(0.76人)、昨年第4四半期(0.71人)に続き3度目だ。

    毎年の出生率は第1四半期(1月~3月)が高く第4四半期(10月~12月)になるほど下がる。今年第1四半期の出生率は0.86人で、第2四半期にすでに0.8人を下回り年間基準でも0.7人台を記録する可能性が高くなった。統計庁が発表した昨年の出生児数は年間26万600人だ。出生率は0.81人で、出生児数と出生率ともに1970年の統計作成以来最低の数値だ。

    経済協力開発機構(OECD)の38の加盟国のうち、出生率が1人にも満たない国は韓国だけだ。第1四半期(6万8177人)を合わせた今年上半期の出生児は12万8138人だ。1981年から昨年までの年間全体出生児のうち、上半期の出生割合は平均51.7%で、このような傾向を考慮すれば今年の全体出生児は25万人にも及ばない可能性が高い。出生児数が年100万人に達した1958~1971年と比べると4分の1に減ったわけだ。

    このような中、第2四半期の死亡者は9万406人で1年前の同期間より1万5353人(20.5%)急増した。これは新型コロナウイルス感染症の拡散傾向の影響と解釈される。出生児が減って死亡者は増えたことにより、第2四半期の国内人口は3万445人が自然減少した。第2四半期基準では過去最大の減少幅で、2019年第4四半期から11四半期連続での自然減少傾向が続いている。
  • イ・ジョンヒョク記者 | 入力 2022-08-24 17:46:53