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仁川本部税関、米国と協力して麻薬類10.4キログラムを摘発

  • 仁川(インチョン)本部税関が米国の捜査機関と協力して麻薬類10.4キログラムを摘発した。

    特に今回の捜査は昨年、検察の捜査権調整で麻薬類に対する検察・税関合同捜査が税関単独捜査に転換された中で成し遂げられた最大成果だ。

    仁川本部税関(税関長キム・ジェイル)は13日、3月から8月まで国土安全保障捜査局(HSI)と協力し、特送貨物・国際郵便物を利用して米国から国内に密搬入しようとされた大麻1.6キログラム、大麻クッキー1.5キログラム、ケタミン7.3キログラムなど麻薬類5件を摘発したと明らかにした。税関は犯罪被疑者6人を麻薬類管理法違反の疑いで逮捕し4人を拘束、2人を在宅起訴した。

    被疑者のうちA氏は両国が協力した罠にかかった。A氏は今年8月、1万6000人が同時に投薬可能なケタミン7.3キログラム(時価5億3000万ウォン)を米国から国内に密搬入しようとしたが、韓国税関・米国HSI監視下で行われた国際統制配達で捕まった。

    国際統制配達は麻薬犯罪者の身元を特定するために捜査機関の監視の下、麻薬類が含まれた貨物を一般配達物として偽装し現場で受取人と共犯を検挙する技法だ。HSIは米国国土安保省傘下の情報・捜査機関で、麻薬、サイバー、テロ犯罪などを担当している。HSIは53か国で活動している。関税庁は最近、韓国が麻薬類の経由・積み替え地ではなく、最終消費地として利用されている点に注目し、米国やタイなど麻薬類主要供給地の国家との共助捜査を強化している。

    関税庁によると国内で主に消費されるヒロポンの場合、今年に入って8月までに36件が摘発され、すでに昨年の数値(29件)を上回っている。1件当たりの摘発重量も2キロに迫っている。

    世界的麻薬類生産地域であるゴールデントライアングル(タイ・ミャンマー・ラオス国境地)を含む東南アジア発麻薬類摘発の重量も前年(72キログラム)比73%増加した125キログラムに達している。関税庁は韓国が麻薬類の国際相場の下落と東南アジア地域の供給過剰問題の解消先と認識され麻薬類の密搬入の試みが続いていると判断している。実際、ヒロポンの1グラム当たりの取引価格は韓国が25万ウォンで、タイ(3万ウォン)、米国(3万5000ウォン)より高い。

  • 毎日経済 | チ・ホング記者 | 入力 2022-10-13 17:40:15