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韓国の新しい総理、安大煕に内定...国家改造の重責引き受ける

朴大統領はもと大法官(59)を内定 

  • 朴槿恵大統領は22日、新しい総理に「大統領選挙をめぐる不正資金捜査」を陣頭指揮していた安大煕(アン・デヒ)もと大法官(59)を内定した。

    青瓦台の閔庚旭(ミン・ギョンウク)代弁人はブリーフィングで、「パク大統領は、セウォル号の事故を通じてあらわになった韓国社会の誤った慣行と公職社会の積弊を一掃し、新しい大韓民国のための国家改造を推進するため、新しい国務総理を内定した」と、このように明らかにした。

    朴大統領がアン候補者を選んだのは去る19日、対国民談話で明らかにした「国家改造」推進に対する強力な意志を示唆したものと読める。2期内閣の看板として剛直な検事出身のアン候補者を立てて国民の期待感を高め、これを推進力として国家改造のドライブをかけるという構想だ。

    まず、朴大統領は6・4地方選挙以降、アン候補者から推薦を受けて組閣レベルの内閣改造を断行するものとみられる。

    ミン代弁人は、「今後、内閣改編は朴大統領が新任総理の推薦を受けて進めるだろう」と語り、内閣改造はアン候補者が国会の同意を経て総理に公式任命される、6月中旬に延期されたことを伝えた。

    アン候補者は2012年、大統領選挙でセヌリ党の政治刷新特別委員長を引き受けたが、韓光玉(ハン・グァンオク)国民大統合委員長の迎え入れに反対して当時、朴槿恵候補と摩擦をかもし政治の一線を離れたことがある。

    アン候補は、ソウル大学の法科大学に在学中に司法試験に合格し、満25歳で当時最年少で検事に任用された履歴があり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領と司法試験17回の同期だ。ソウル中央地検特殊1・2・3部長を過ごした特殊通の検事出身で、2003~2004年にセヌリ党の前身であるハンナラ党のいわゆる「大統領選挙の不正資金」捜査を陣頭指揮し、「国民検事」としての名声を上げた。

    一方、朴大統領はこの日、南在俊(ナム・ヂェヂュン)国家情報院長と金章洙(キム・ヂャンス)国家安保室長の辞表を電撃受理しており、後任人事は間もなく発表されるだろうとミン代弁人は明らかにした。事実上、更迭性格とみられる。ナム院長の辞表受理は、国家情報院の大統領選挙介入事件と南北首脳会談の会議録無断公開、ソウル市公務員スパイ証拠操作事件などに対する責任を問うものとみられる。

    キム室長はセウォル号惨事後、「青瓦台は災難のコントロールタワーではない」という責任回避発言で民心を悪化させ、パク大統領の国政運営に負担を与えたという指摘を受けた。

    このように、安保ラインの2つの軸であるナム院長とキム室長が同時に後退したことにより、外交安保ラインの改編も不可避になった。二人がいずれも軍出身の人士だったという点で、今後政府の対北政策などで柔軟性が大きくなるだとうという期待を生んでいる。
  • 毎日経済_キム・ソンゴル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-05-22 17:36:32