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「錦衣還郷」チュ・シンス入国記者会見、「妻の内助に感謝」

    「去る21日、アリゾナ時間で午前1時30分、エージェントから‘テキサスと契約を終えた’と言う話を聞いた。先に眠った妻をおこして話をしながら、去ぎさった13年間(2000年シアトル・マリナーズ入団)の生活が頭の中で5分ほどよぎった。率直に、初めて米国に渡った時はこれほどにまで成功するとは思わなかった」。

    「チュ・シンス(秋信守、31才、テキサス・レインジャーズ)が錦衣を着て故郷に帰った。30日、仁川国際空港から奥さんハ・ウォンミさん(31)、長男のムビン君、次男のゴヌ君、長女のソヒ嬢など家族とともに入国した秋信守は、終始一貫明るいほほ笑みで故国の地を踏んだ。

    仁川空港には釜山から上京したチュ選手の父親であるチュ・ソミンさんと母親のパク・ユジョンさんが待っていた。父親のソミンさんは暖かく息子を抱きしめ、母親のユジョンさんは祝いの花束を渡した。

    簡単な歓迎行事を終えたチュ・シンスはこの日の午後、ソウルのロッテホテルで帰国記者会見を行った。この席でチュ・シンスは「負傷なく健康に長いあいだ走りまわり、40歳まで選手生活をすることが目標」と語り、「今度のシーズンで‘100-100(ホームラン・盗塁)’クラブ加入で通算300ホームランと300盗塁を超えたいという気持ちが生じた」と語った。

    • チュ・シンスの妻、ハ・ウォンミ氏

    妻に対する切々とした思いも隠さなかった。チュは「2007年に肘の負傷に見舞われた時は‘韓国に帰ろうか’と思うほど大変だった」とし、「あの時‘家族が気になるのなら、私と子供達だけ韓国へ行くから野球にだけ専念して’と言ってくれた妻のおかげで力が生じた」と語った。

    この日、チュ・シンスはニューヨーク・ヤンキースではなくテキサスを選んだ理由に対しても明らかにした。チュは「自由契約選手(FA)権利を行使できずに引退する選手が半分以上と聞いたので、一番良い決断を下すためにかなり悩んだ」とし、「家族とすごしやすく待遇も一番良いテキサスを新しいチームと決めた」と説明した。

    彼は「国内では‘チュがヤンキースを断った’と言う話が出たが、これは事実ではない」とし、「ヤンキースが提案をしたことは確かだが、ヤンキースは私が確実な返事をするまで待たなかった」と付け加えた。

    新しいチームのテキサスに対する期待感とともに、2014年シーズンに対する自信感も隠さなかった。

    去る28日、テキサス入団式でロン・ワシントン監督に会ったというチュ・シンスは、「ワシントン監督が僕を1番打者・左翼手として起用するようだ」とし、「ワシントン監督は指名打者を固定的に配置することを嫌やがるので、状況によって指名打者として出ることもあり得る」と語った。

    彼は「日本人投手のダルビッシュ有(27)と同じ釜の飯を食うことになって、トップクラスの投手一人を避けた」とし、「左翼手変更に対する憂慮が多いが、このシーズンに右翼手から中堅手に変わるよりはラクだろう」と付け加えた。

    チュ・シンスは2014年新年初日、自分の「精神的支え」である慧敏僧と食事をするなど、知人たちに会ってこの間の懐抱を解く予定だ。ベストセラ『立ち止まると、初めて見えるもの』の著者である慧敏僧と米国から電話を通じてあいさつを交わしたチュ・シンスは、2014年1月1~2日、済州島に向かう家族旅行で慧敏僧と会う。

    チュ・シンスは「この間、マイナーリーグで大変だった時からファンにいただいた愛を返す時になった」とし、「高額年俸者になっていくらもらおうが、ファンが‘メジャーリーガーのチュ・シンス’として憶えてくれることを願う」と語った。
  • 毎日経済_チョン・ソクファン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2013-12-30 17:06:40