記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 政治

韓国総理候補 文昌克、民族卑下に続き慰安婦で日本擁護論難

野党指導者「聴聞会の資格もない...指名撤回しなければ」落馬総力戦を予告/パク・ヨンソン「朝鮮総督府の官憲か」と猛非難/ムン候補「謝罪しない」と堪えたが午後になって「遺憾」 

  • 文昌克(ムン・チャングク)総理候補者が内定二日めで落馬の危機に瀕している。日帝の植民地支配と南北分断を神の意志とし、民族を卑下する旨の教会講演発言が問題になり、野党が「人事聴聞会の対象にもならない」と、朴槿恵大統領に指名撤回の要求に乗り出したからだ。

    ムン候補者は遺憾を表明したが、野党は歴史認識や統合精神などに違背する「人事惨事」と規定したうえに、与党の一部の初当選議員までムン候補の辞任要求声明を出すなど世論も好意的でなく、人事聴聞会以前に落馬の可能性が高まっている状況だ。

    さらに、ソウル大招聘教授としてジャーナリズム講演を行いながら、「日本側から慰安婦問題の謝罪を受ける必要はない」という趣旨の発言を行った疑惑が提起され、ムン候補者に対する世論の評価はさらに冷ややかにさめていく流れだ。ムン候補が特派員時代に博士号を取得した経緯と、論文も検証対象として浮上した状態だ。ワシントン特派員として米国で活動中にソウル大で博士号を取得した経緯、そして論文の剽窃可能性はムン候補のこれまでの発言とは別に、野党が錐でうがつような検証を予告している部分だ。

    これに関連して12日、安哲秀(アン・チョルス)新政治民主連合共同代表は議員総会で、「ムン候補者はセウォル号惨事以後、責任総理を遂行する能力と意志、歴史認識と統合の精神など、いくつかの側面からすでに多くの問題があることを現わした」と主張した。キム・ハンギル共同代表も、「これ以上の人事惨事を防ぐためにも大統領から変わらなければならないし、青瓦台から変わらなければならない」と語った。

    特に朴映宣(パク・ヨンソン)院内代表は同日、国会交渉団体の演説で「大韓民国の国務総理候補者なのか、日帝の朝鮮総督府の官憲なのかわからないことを言う場面が報道された」と、非難の刃をたっぷりと立てた。

    あわせてキム・ヨンロク新政治民主連合院内首席副代表は、「このような人物を総理に任命すれば国際社会の笑いの種であり、日本がわれわれをどう見るだろうか」とし、「総理辞退は必ず行うべきだし、人事聴聞会の対象にもなれないという点をはっきりと釘を刺す」と語った。

    キム院内首席副代表彼は、新しい政治民主連合が人事聴聞会自体を「ボイコット」するのかという質問に、「人事聴聞会の対象となれないほど資格がないという意味」だとし、「任命同意案が提出されると人事聴聞会を開き、問題を詳細に扱う」と語った。

    これと関連し、人事聴聞会法によれば、国会は任命同意案などが提出された日から20日以内に人事聴聞を終えるようにしている。

    一方、ムン候補者はこの日、波紋を起こしている自分の過去の教会講演発言と、論難を起こしているいくつかのコラムに対して遺憾を表明した。ムン候補者はこの日、総理室を通じて配布した報道参考資料を通じ、「論難になっている文はジャーナリスト出身の自由寄稿家として書いたものであり、講演は宗教家として教会の中で行ったもので、一般人の情緒とは多少距離がありうる」とし、「そのような点から誤解の素地ができたことは遺憾」だと明らかにした。

    ムン候補者はまた、「これから総理として承認されたら、公職者として均衡を持って公正に国政を遂行していく」とし、「国会聴聞会でこのような意志と方向性を、つまびらかに明らかにする」と付け加えた。
  • 毎日経済_チャン・ヨンスン記者/イ・ヂェチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-06-12 17:34:47