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黄大統領代行、青瓦台でNSC…「サード配置迅速に…米の拡張抑止力も推進」

◆ 北のミサイル挑発 ◆ 

  • 黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行総理は6日午前、北韓のミサイル発射の事実が探知された直後、ただちに国家安全保障会議(NSC)常任委員会を招集した。

    ミサイル発射を感知した時点はほぼ午前7時36分で、会議招集は8時を少し過ぎた時刻に行われた。先月12日、北韓の中・短距離ミサイル発射当時にNSCを直接主宰しなかったことと対比される。それだけ最近の韓半島をめぐる情勢は深刻だと判断したという説明だ。

    特にこの日、ファン権限代行が会議を主宰した場所は、「地下バンカー」と呼ばれる青瓦台(大統領府)の国家危機管理状況室だった。ファン権限代行が青瓦台でNSC会議を主宰するのは今回が初めてだ。

    ファン権限代行は会議の冒頭発言で「今日、北韓がわれわれと国際社会の再三の警告を無視して、再び弾道ミサイルの発射を敢行したのは国際社会に対する正面挑戦であり、重大な挑発行為として強く糾弾する」とし、「在韓米軍の高高度ミサイル防衛システム(THAAD/サード)の配置をすみやかに完了し、北韓の核・ミサイルに対する防御体制を整えると同時に、北韓抑止力を高めるために米国の拡張抑止力を実効的に高める方案も積極的に推進する必要があるだろう」と明らかにした。

    すみやかなサード配置に加えて米国の拡張抑止力に言及することによって、戦術核など米軍の戦略資産の韓半島への常時配置に対する議論が速度を加えるとの観測が出ている。

    「拡大抑止」とは、友好国が核の脅威を受ける場合に核の傘とミサイル防衛システム(MD)、従来の戦略兵器を総動員して米国本土レベルの核抑止力を提供するという概念だ。

    ファン権限代行は「いまや北韓の核・ミサイル挑発は、われわれ国民の生命と安全を脅かす実際的で差し迫った脅威だ。金正男殺害事件で示された北韓政権の残虐ぶりと無謀さから見て、北韓政権の手に核兵器が握られたときの結果は想像することさえ難しいほど」だとし「わが軍は堅固な韓米連合防衛態勢を土台に、北韓の挑発に強く応酬できるように態勢を維持するように」と指示した。

    NSC常任委員が終わった後、金寛鎮(キム・クァンヂン)国家安全保障室長はハーバート・マクマスター米ホワイトハウス国家安保補佐官と緊急通話を行った。双方は北韓の度重なる弾道ミサイル発射を糾弾し、実効的な対北韓制裁・圧迫のために両国間の協力を強化することに意見を一致させた。

    韓・米・日は北韓の弾道ミサイル発射直後、長官と6カ国協議首席代表が続々と通話を行い、緊密な対北韓共助を確認した。尹炳世(ユン・ビョンセ)外相はこの日午前、岸田文雄日本外相の要求で通話を行い、対北共助方案を議論した。また、われわれの側の6カ国協議首席代表であるギム・ホンギュン外交部韓半島平和交渉本部長は、ジョセフ・ユン米国国務省対北韓政策特別代表、金杉憲治日本外務省アジア大洋州局長と連続して緊急通話を行い、北韓の挑発関連の情報を共有して対応策を協議した。
  • 毎日経済_ナム・ギヒョン記者/パク・テイン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-03-06 21:46:59