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韓国「5G自律走行」で官民連合…HDマップ製作を推進
- 来る5日、大韓民国で世界初の第5世代の通信「5G」サービスが商用化される。 4G（LTE）よりも最大20倍高速な5Gは、スマートシティと自律走行やモノのインターネット（IoT）などの第4次産業革命の核心インフラだ。 3Gよりも5倍高速だった4GがPCからモバイルへ、画像から動画への産業のパラダイムを転換したように、5Gはすべての機器が接続されて、人工知能（AI）とビッグデータが結合し、4次産業革命「ビッグバン」が本格化する見通しだ。米国や中国などのグローバル企業は、目の前に迫った5Gの主導権を先取りするために熾烈に準備を行っている。
わが国の政府もまた来る8日に「コリア5Gデー」を開催し、5G時代のビジョンを宣言する。 5G時代に韓国が主導権を握るための動機つくりに全力を尽くすという心意気だ。このような中で、5G技術の「寵児」とされる自律走行部門では政府と企業が力を合わせ、米国のGoogleや中国の百度などのグローバルな技術恐竜に対抗する「挑戦」を開始する。自律走行に不可欠な高精度の地図（HDマップ）を構築するための官民連合体を設けるわけだ。 2012年から自律走行の開発に突入して、すでにデータを1000万マイル蓄積したグーグルの牙城に対抗し、国内の自律走行の生態系構築を加速するためだ。
1日、国土交通部と情報通信技術（ICT）業界によると、政府はHDマップ制作の活性化のために、完成車メーカーと通信社、ITプラットフォーム企業を網羅する汎官民連合体の発足を準備している。 HDマップは自律走行車のための「地図」だ。グーグルマップやネイバーマップとは異なり、HDマップは車線と信号や凹凸などが3次元的に表示されており、車が位置を正確に認識できるように助ける。自律走行センサーが道路や標識と人を認識するが、HDマップにしてこそ判断の精度を高めることができることから、HDマップは自律走行の必須要件としてあげられる。
国土部の関係者は、「自律走行は正確なHDマップ地図を確保すればするほど有利」だとし、「HDマップの地図は一企業が作成するには膨大で、構築に莫大な時間と予算が必要となる。また標識と凹凸や工事の表示など、道路には変化が多い。すべての道路状況をリアルタイムで更新するには膨大な財源が投入されなければななないため、企業と政府間の協力・協調が必要だ」と述べた。このために政府は完成車メーカー（現代自動車）と通信社（SKテレコムなど）やプラットフォーム企業（ネイバー、カカオ）にHDマップでの連帯を提案して参加を調整している。この関係者は「参加企業が確定されると今月か、遅くとも来月中には覚書（MOU）を締結する計画」だと明らかにした。
グローバル企業ははやくからHDマップの構築に力を入れている。 グーグルは自律走行の子会社ウェイモがすでに1000万マイルに達する走行データを確保して独自のHDマップを構築したことに続き、これとは別にグーグルの親会社アルファベット内に自動車から得られたデータを地図上にリアルタイムで反映する3Dマッピングチームを運営している。
中国の百度はパートナー90社が参加するHDマップオープンプラットフォーム「アポロ」の構築を開始した。 2月にはHDマップのスタートアップ「トムトム」とHDマップのプラットフォームを統合するMOUを締結した。トヨタも車両にカメラをつけて東京都内のHDマップを製作するためにデータを収集している。ソヌ・ミョンホ漢陽大学自動車電子制御研究室教授は、「グーグルが早くからモバイル技術を先取りして4G時代を導いたが、この時に準備をできなかった企業は淘汰された」とし、「5G網が構築された今年の機会を逃さないために、政府と企業の双方が全力尽くすべきだ」と強調した。 - 毎日経済＿イ・ソンヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-04-01 18:11:05
