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コロナ「物流センター襲撃事件」…今回はロッテ宅配便

一緒に作業した159人を隔離 


    • 15日、「コロナ19」の確定者発生によって閉鎖されたソウル中央地方裁判所中部登記所の入り口で、ある市民が案内文を読んでいる。 [ハン・ジュヨン記者]


    ロッテ宅配の物流センターから確定者が発生し、防疫当局を緊張させている。ややもすると首都圏全域に広がった京畿道の「富川クーパン物流センター」事態が再発しうるという懸念が出たからだ。

    15日のソウル市によると、ソウル市松坡区所在のロッテ宅配東南圏物流センターで働いている京畿始興市に住む50代の中国人男性が13日、確定判定を受けた。この男性は下請け業者に所属する日雇い労働者で、8日から10日まで物流センターで働いていた。

    この患者は今月8日から症状が現れ始めたが、当日の午後に始興市のある人材事務所で仕事を紹介されて、ロッテ宅配物流センターに出勤した。翌朝まで働いて帰宅した後、9日午後に再び出勤して、10日の朝まで働いた。物流センターは狭い空間で複数の人が密着して作業するためコールセンターなどと同様に、代表的な感染の危険地として選ばれる。実際に富川クーパン物流センターでも、12日正午までに147人の確定者が発生した。先月24日に最初の感染者が現れた後は、いままで継続して確定者が発生している。このほかに京畿道の高陽クーパン物流センターとマーケットカーリー物流センターなど、これまでの宅配関連の物流センターで複数回の集団感染が発生したことがある。このためにロッテ宅配物流センターが新しい感染拡散の震源地になるかが注目されている。ロッテ宅配側では勤務した159人全員を隔離措置した後、全数検査を実施している。その後は物流センターを一時閉鎖し、15日夜に運営を再開した。

    一方、最近2週間の新規感染者のうちで感染経路を知ることができない患者が10%を超えた。こうしたなか、偽陽性の問題までが発生して懸念が高まっている。この日の中央防疫対策本部によると、1日から15日0時の時点までに申告された618人のうち、感染経路を調査している患者は10.2%に達している。中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は、「新規患者の約90%と、感染経路不明例の80%以上が首都圏に集中しており、60歳以上の高齢確定者も増加している」とし、「50歳以上の年齢層で重症・重篤な患者も増加している」とした。

    防疫当局によると、一日平均の新規感染者数は5月17~23日は10.1人で、5月24~30日には30.6人に増え、6月7~13日には40.3人に増えた。一方、3件の偽陽性に対する大韓診断検査医学会は、検体取り扱いの過程の中で発生したエラーに起因するものだと説明した。 3件ともすべて上気道陰性・下気道陽性で、感染者の一般的特性に合致せず、同じ機関の同じ検査板で検査を実施したからだ。喀痰検体を扱うために1人が多数の検体を処理し、汚染に脆弱な部分が発生したとした。
  • 毎日経済_チ・ホング記者/チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-06-15 18:13:49