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「カンヌの男」ユ・アイン…今度はゾンビ映画に挑戦

今度はゾンビ映画に挑戦 


    「俳優は継続してストレッチをしなければならない存在です。開脚は最初はつらいけど、習慣になると体がますます適応するじゃないですか。俳優が多くの人物を表現するためには、他人よりもたくさん受容できるようにしなやかさを育てて行かなければ」。

    17日、ソウル市昭格洞(そぎょくとん)で会ったユ・アイン(34歳、本名オム・ホンシク)に「他人に先入観を持つ方なのか」と質問したところ、こんな答えを聞かせてくれた。自らが「クァンジョン(関心の種)」や「衒学的」「ヨヒョム(ヨソンヒョモ/女性嫌悪)」のような否定的ニュアンスの修飾語に苦しんできた俳優だ。彼は「私も人間だから偏見を持ちけれど、偏見のその次の段階に一歩踏み出すことが重要」だとし、「人に対する最初に下した判断の中に閉じ込められないように努める」と強調した。

    「いつもストレッチするように生きていく」というユ・アインが、新しい映画『#生きている』(24日封切り)の主演でまたお目見えする。

    今回の映画で彼はソウルにゾンビが蔓延したため、家の中で身動きできなくなってしまった青年ジュンウを演じた。このような本格的な娯楽作品は、彼にとってはもう一つの「ストレッチ」だという。 2004年の成長ドラマ『四捨五入』で演技者生活を始めて以来、真剣な映画でフィルモグラフィーを満たそうとする強迫観念を持って生きてきたからだ。 「ディープな作品が好きだった。私はうまくできたと思っていなかったからです。このような本質的な不安から逃れることができる俳優として育ちたかった。20代の俳優には容易に見ることのできないところを見せたかったという気持ちが強いんです。ところが30代になってみて、ちょっと気楽にしなければという気がします。子役から青年俳優に、少年から青年に…こんな話をいつも聞いていたから、過去と別れるしかないという気がしたんです」。

    大邱出身の彼は、「上京し持つことになった世俗的欲望をほぼすべて成し遂げた」と言う。『ベテラン』(2015)で1000万映画俳優となったし、『バーニング』(2018)で仏カンヌ映画祭のレッドカーペットを踏み、毎年1本以上の作品に顔を出してきた。だからいまは本人の後輩たちをもう少し自由にしてやれることに寄与したいとする。

    「わが国では一人の人間の能力を見るとき、年齢とキャリアをあまりにも見る。何を言っても『若い奴』という話になる世界です。私もそんな雰囲気の中で、自分自身をこのようにしてしまったのではないかと…。儒教文化で先輩を立てるという趣旨もあるでしょう。しかし先輩たちが私にそうだったからと、私の後輩たちにはそうしたくない…」。

    自分が設立した創作集団「スタジオコンクリート」を通じて、今年はひとつの実験を行っている。超価値芸術品の販売プロジェクト「1111」をローンチして、物々交換の形式で美術品を売買する。意味のある成果があったのかと尋ねたところ、「既成作家の参加が増えている」とし、「11月に新しいプロジェクトを見せるつもり」だと予告した。

    映画のタイトルである「#生きている」を、彼はどのように受け入れるのかを尋ねた。「自分が生きているという事実を正しく知っておかなければ。私がゾンビのように息をして動くのでは、生きていても生きているのではないでしょう。生きているが、事実上は死んでいるのではないか、それが重要ではないかと思います」。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-06-17 22:59:54