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アシアナ売却に「急ブレーキ」…HDC現産、再実査を要求

イースター航空に続いてアシアナも難航 

  • HDC現代産業開発(現産)は錦湖産業に対し、アシアナ航空の買収状況点検のための再調査を公に要求した。これは「先行条件が仕上がったので取引き終結を早めてほしい」という錦湖産業と債権団の要求に正面から反論したものだ。双方の間の意見の相違がせばまらず、イースター航空に続いてアシアナ航空の買収・合併(M&A)さえも不発になるのではないかという懸念が高まっている。

    現産は26日に報道資料を出して「近いうちに買収状況の再点検手順に着手するために、来月中旬から12週間のあいだ、アシアナ航空とその子会社の再実査に乗り出すことを提案する公文書を24日に錦湖産業とアシアナ航空に送った」と述べた。

    最近、産業銀行などの債権団と錦湖産業が早急に買収を仕上げたいと要求したことに対する答えだ。先だって錦湖産業はロシアなどの外国への企業結合の届出がすべて終わり、買収の先行条件は仕上げたので契約を終結する旨の内容証明を、14日に現産側に送付している。

    現産はこの日の資料で「契約上の陳述と保証が重要な点で真実・正確ではなく、明らかな確約違反などで取引き終結のための先行条件が満たされていなかった」とし、「再実査が必要だと返信した」と説明した。

    現産側は公文書で、△買収契約に基準となる2019年の半期財務諸表対比の負債と借入金が急増し、当期純損失が大幅に増加した点、△今年に入って大規模な追加資金の借入れと永久転換社債の新規発行が買主側の事前同意なしに行われた点、△不良系列会社に対する大規模な資金支援が実行されたことなどに言及し、「このような部分を詳しく見てこそ、取引き終結のための先行条件が満たされたかを合理的に確認することができる」と主張した。

    現産はアシアナ航空の買収のために4月初めから今まで10回の正式公文書を発送し、再点検が必要な詳細事項を錦湖産業とアシアナ航空に伝達したが、これまで充分な公式資料はもちろん、基本的な契約書さえも提供を受けられなかったと主張した。

    これに対し錦湖産業は即刻的な反応を示さなかったが、当惑して現産側の意図を把握するところに奔走する様子だ。
  • 毎日経済_ノ・ヒョン記者/イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-07-26 19:44:12