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韓ジェネシス「G90」で勝負を賭ける…「今年は2万台目標」


    • 去る11日、京畿道龍仁のジェネシス展示場で新型「G90」と共に登場したチャン・ジェフン現代自動車社長。 写真提供=現代自動車



    現代自動車(Hyundai Motor Company Hyundai Motor Company logo.svg)は」高級ブランド「ジェネシス(Genesis)」の新型大型セダン「G90」を今年、世界市場で約2万台販売するという目標を掲げた。特に第4四半期には交通信号まで感知してハンドルをつかむ必要のない、自律走行レベル3のG90も新たに出る見込みだ。

    チャン・ジェフン現代自動車社長は去る11日、ジェネシス龍仁水枝(よんいんすじ)展示場で、G90と共に姿を現わしてこのような抱負を明らかにした。 2015年に「EQ900」という名前で初めて出荷された後、フェイスリフトを経て2018年に誕生したG90は、今回フルモデルチェンジの第4世代モデルになった。歴代ジェネシスモデルの中で最上位級車らしく、最もエレガントな外装デザインを備えたと評価される。

    チャン社長は「ジェネシスは昨年、初めて世界販売20万台を突破して高級車市場でトップ10に進入し、2年連続で国内高級車販売1位に上がった」と口火を切った。そして「今年は韓国と中国や米国だけでなく、中東とオーストラリア、カナダ市場にもG90を出荷して世界市場でシェアを高めていく」と語った。現代自動車は今年、世界の高級セダン市場でG90でシェア2.1%ほどを達成した後、来年は3倍の8.6%まで上げる計画だ。

    今G90を電気自動車や水素車のような電動化モデルとして出荷する計画はない。だがチャン社長は「G90他のジェネシスモデルについては最高級の電動化モデルを出すために、既存の現代・キア自動車の専用電気自動車プラットフォームであるE-GMPとは全く異なるプラットフォームでジェネシス電動化モデルを生産するだろう」と強調した。

    先月17日から顧客契約に入ったG90はこの日だけで1万2千台を契約し、今月12日までの18営業日のあいだ、国内でのみ計1万8千人の消費者がG90を事前に「ツバを付けた」。

    このことから、今年の世界市場2万台販売は充分に達成できる見通しだ。

    チャン社長は「この2カ月のあいだG90に乗ったが、高級車で消費者が最も重要に考える室内の快適さと、走行・停車時に感じる快適さが歴代ジェネシスの中で最も優れていると評価できる」と語った。

    現在は走行補助のレベルである自律走行レベル2であるG90は、今年の第4四半期にはレベル3へとさらに上がる。これによって車両が前車との間隔調整だけでなく、交通信号までを把握して停車と発車するために、運転者は事実上はハンドルをつかむ必要がなくなる。ただしチャン社長は「時速60㎞以下で自律走行レベル3を実施しなければならない条件に合わせて進めるつもり」だとした。

    2020年の13万台に続き、昨年は年間販売20万台を超えたジェネシスは、今回の新型G90を筆頭に今年は計21万5千~22万台を販売する方針だ。

    何より高級車需要の高い欧州市場をジェネシスで攻略することに念を入れる予定だ。チャン社長は「ヨーロッパはなによりも高級車の本場だけに、緻密に準備してかからなければならない」と力説した。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者 | 入力 2022-01-13 17:45:17