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青少年の喫煙率「急増」...犯人は電子タバコ?


    青少年の喫煙率が2年目で増加を続け、政府は緊急対応に乗り出した。

    30日の政府関係者によると保健福祉部所属の疾病管理本部は今月、青少年の喫煙率増加の原因を分析するための特別なパネル調査に乗り出す。政府は来年中に発表される調査結果をもとにして、青少年の喫煙率を下げる対策を整える方針だ。

    政府がこのような調査に乗り出すのは、2000年代半ば以降から着実に減少していた若者の喫煙率が、2016年を基点に増加傾向に転換したためだ。この日、統計庁が発表した「2019年青少年統計」によると、昨年の中・高校生の喫煙率は6.7%で、前年比で0.3%ポイント増加した。青少年の喫煙率は2007年に13.3%でピークに達した後、2016年は6.3%まで着実に下落した。しかし2017年に6.4%で0.1%ポイント増加に転じた後、昨年は増加傾向がさらに速くなった。特に女性と青少年の喫煙率は前年度の3.1%から3.7%に急騰して懸念を大きくした。

    しかし原因の究明は容易ではなく、政府の対策ははるかに遠い状況だ。福祉部の関係者は、「専門家の間でも青少年の喫煙率が増加する原因を分析するために苦労している状況」だとし、「現在としては紙巻型電子タバコの普及と、コンビニに付着したタバコの広告がますます派手になるなど、複合的な原因が作用したと見ざるを得ない」とした。

    一部ではタバコの香りが濃くない紙巻型電子タバコの普及拡大を、国内青少年の喫煙率増加の主な原因として指摘する。米国では最近人気を集めている液状電子タバコを、青少年の喫煙率増加の原因にあげている。使用後に吸い殻を捨てる必要がないという利便性まで加わったためだ。地上波放送や新聞などの伝統的なメディアでの喫煙シーンが厳しく規制されていることに対し、YouTubeやウェブトゥーンなどの青少年が主に接するメディアでの喫煙シーンが制限なしに公開されることも原因の一つとして指摘される。
  • 毎日経済_ムン・ヂェヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-04-30 19:50:50