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テクノロジー > 健康・医学

サムスンバイオエピス、米で抗がん剤を初出荷


    サムスンバイオエピスは世界最大の医薬品市場である米国で、乳癌・転移性胃癌治療「Ontruzant(オントゥルザント/一般名トラスツズマブ)」の販売を本格化する。「Renflexis(レンフレクシス/一般名インプルリクシマブ)」に続いて、米国市場に出荷する第二の製品であり、抗がん剤としては初の出荷だ。

    16日、サムスンバイオエピスは「15日(現地時間)にオントゥルザントの米国販売を開始した」とし、「現地マーケティングパートナーのメルク(米国・カナダ以外の地域ではMSDと呼ばれる)社が担当する」と明らかにした。

    サムスンバイオエピスは昨年1月にオントゥルザントの米国販売承認を取得し、その年の7月にオリジナル薬の開発会社であるGenentech(ジェネンテック)社との特許訴訟終了に合意し、ライセンス契約を結んで製品発売の不確実性を解消した。

    経済協力開発機構(OECD)によると、サムスンバイオエピスが進出している米国の医薬品市場は2018年の時点でヘルスケア支出の割合が国内総生産(GDP)の16.9%にのぼる。 OECDの平均8.8%の2倍で、世界最大だ。

    オントゥルザントは多国籍製薬会社のロシュが販売している「ハーセプチン(Herception)」のバイオシミラー(バイオ医薬品ジェネリック医薬品)だ。 2019年の時点で世界の売上げは約7兆2000億ウォンを記録したブロックバスター薬で、米国市場の売上げが売り上げ全体の約45%を占めている。

    サムスンバイオエピスはオントゥルザントをオリジナル医薬品であるハーセプチンとの比較で約5%安く発売することで、初期の市場参入の活路を開くという計画だ。

    サムスンバイオエピスはオントゥルザントの臨床第3相に参加した患者を対象に、追跡観察臨床もまた進行中だ。

    オリジナル医薬品との比較での全生存率(OS)と無事件進行生存率(EFS)などを研究中で、追跡臨床は5年のあいだ行われる。

    サムスンバイオエピスは昨年、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次学術大会で3年間のデータを公開したことがある。
  • 毎日経済_キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-04-16 17:31:40