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「コロナ」隔離解除基準の緩和を勧告…中央臨床委

「無症候性感染症は実際の患者の10倍」 

  • 国内の「コロナ19」患者に対する隔離解除基準を緩和する方策を検討する必要があるという専門家の勧告が出た。発症直前や初期に大量のウイルスを放出したには伝染力が低くなるコロナ19の特性上、長期隔離までは必要ではないという旨だ。また、首都圏と大田地域を中心に集団感染事例が継続する点を考慮すると、隔離解除基準の緩和を通じた効率的な病床管理も検討しなければならない段階だということだ。

    国内コロナ19患者の主治医などで組織された「新型感染症中央臨床委員会」は21日、国立中央医療院で開かれた記者会見でこのような内容を骨子とする「コロナ19再拡散による指針改正と提言」を発表した。

    中央臨床委は「中東呼吸器症候群(MERS/マーズ)は発症2週目にウイルスの排出が多くなる反面で、コロナ19は発症初期の数日が経過すると伝染力がなくなったり非常に低くなるので、マーズのように長期隔離する必要はない」と述べた。続いて「現在の遺伝子増幅(PCR)検査では不活性化されたウィルスや破壊されたウイルスの部分だけあっても陽性になりうる」とし、「PCR陰性を隔離解除基準に設定すると、不要な長期入院や隔離で社会的資源を浪費し、入院が必要な患者が適時に入院できない問題が生じる可能性がある」と指摘した。

    国内ではコロナ19患者が発熱などの臨床症状が消えた後、一日おきに2度実施したPCR検査ですべて陰性となれば隔離からはずれる。中央臨床委は、世界保健機関(WHO)などの海外主要国でもPCR検査を隔離解除基準にしていないと説明した。

    一方、中央臨床委はこの日の記者会見で「無症状感染者」は、現在把握された患者の10倍に達すると予想した。呉明燉(オ・ミョンドン)中央臨床委員長は、「海外の事例を総合すると、無症状の感染者は現在把握された患者の10倍の規模になると推定される」とし、「これによって日常生活の中でウイルスが拡散することがありうるのでN次感染が発生するのはあまりにも当然だ」と言及した。
  • 毎日経済_チェ・ヒョンジェ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-06-21 21:05:25