ドラマにチョン・ホヨンとイ・ユミが2人でビー玉遊びを繰り広げるシーンが登場します。最初は現れませんでしたが、イ・ユミと2人きりで立った姿を見ると「チョン・ホヨンは相当背が高い」という気がします。

プロフィールに紹介されたチョン・ホヨンの身長は176センチ、48キロです。サイズさえ見れば答えが出ます。

そうです。チョン・ホヨンはモデル出身です。大学で専攻した科目も公演芸術大学のモデル科。モデルになった動機は本当に単純です。

小学校に通う時は水泳選手として活動しましたが、学業に集中しろという親の勧めで水泳をやめたそうです。そして「大人になったら何をして食べて生きなければならないんだろう？」こんな悩みを抱えていた頃「お前は背が高いからモデルになればいいな」という言葉を聞いて始めたといいます。モデルの活動は17歳から始めましたが、あまり注目を受けられませんでした。しかし、2013年に「スーパーモデルコリアシーズン4」で共同準優勝をして有名になりました。

2017年から海外で活動を開始し、LOUIS VUITTONとCHANEL、FENDI、ZARA、H&M、SEPHORA、HERMÈS、GAPのモデルを務めました。

チョン・ホヨンは今年の初め、SM傘下のモデルエージェンシーESteemから俳優所属事務所のSARAMエンターテインメントに移籍しました。

履歴を調べると、ドラマ『イカゲーム』が彼女にとってどんな作品なのか分かります。そうです。『イカゲーム』は演技者チョン・ホヨンのデビュー作です。

イ・ヒョリの「Going Crazy」（2013）、100%の「Beat」（2013）、キム・ヨヌの「MOVE」（2014）、Hot Potatoの「Taste of Acid」（2019）などのミュージックビデオに出演したことがありますが、女優を務めた作品は『イカゲーム』が初めての作品ということです。

チョン・ホヨンが『イカゲーム』でカン・セビョク役にキャスティングされた過程もドラマチックです。所属事務所を移して1か月後にオーディションの台本をもらいました。演技経験がないのでトレーニングを経た後、チャンスが来ると思っていましたが、すぐに台本をもらいました。あまりにも漠然としていて負担もありましたが、できることは何でもやってみようという気持ちで、セビョクを研究し始めました。3日間にわたりオーディション映像を作って送りましたが、監督から直接会いたいという連絡が来ました。

ニューヨークでファッションウィークを控えていたチョン・ホヨンはすべてをあとにして飛行機に乗りました。

だからチョン・ホヨンは最初の作品でジャックポット（jacpot）を爆発させたわけです。寝て起きたらシンデレラになったという言葉を現実世界で立証した主人公です。

チョン・ホヨンがインスタにアップした『VOGUE KOREA』のグラビア。インスタグラムの公式アカウントが「いいね」をクリックしました。

『イカゲーム』はチョン・ホヨンの地位を高めました。LOUIS VUITTONのグローバルハウスのアンバサダーに抜擢され、インスタグラムのフォロワーも2200万人*を超えました。韓国の女優の中ではIUの次にフォロワーが多いです。

*ドラマ放映前にはフォロワーが40万人でした。

2021年10月9日基準、『イカゲーム』の関連インスタグラム掲示物の「いいね」の数字は約1.160万で、韓国人としては最も多いです。

長い間、海外でモデル生活をしてたので英語が流暢なのも理由の一つでしょう。実際にチョン・ホヨンは10月6日、イ・ジョンジェ、パク・ヘスなどと一緒にアメリカNBCの看板トークショーである『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン（The Tonight Show Starring Jimmy Fallon）』に出演し流暢な英語力を披露したりもしました。



「ユミと電話したんですけど、私が「おめでとう、大スターさん！」と言ったら、ユミが「おめでとうございます。 ワールド大スター様！」と言ってました」

イ・ユミの言葉は間違っていません。『イカゲーム』シーズン2には出演できませんが**、すでに彼女はワールドスターになっています。演技力を身につければ、ハリウッドから呼ばれる日も遠くなさそうです。

「正直に言って自分の演技には物足りない気がします。10点満点で5点！でもセビョクとして最善を尽くして生きてきました。作品をしながら、価値のある人生について質問するようになりました。セビョクに会う前まで私は個人の利益と目的を追求して生きたと思いますが、セビョクは自分ではなく家族のためにゲームに参加した唯一の利他的な参加者でした。私も人のためを思って一緒に生きていく人になりたいと思いました。

ワールドスターになっても、このような初心を忘れずにいてほしいです」

** チョン・ホヨンが演じたセビョクはもう死んだ。もちろん、他の役を演じることはできるけど…。

余談ですが、チョン・ホヨンは俳優のイ・ドンフィと6年間公開恋愛中であり、父親はクッパ屋をやっています。そして三姉妹のうち次女です。