プラトンの『饗宴』に出てくる愛の物語です。喜劇作家のアリストパネス（Aristophanes）が語る3つの性に関する話ですが、人間は宿命的に半分を求めてさまようようになっているということです。
なぜでしょうか？

人間はもともと、男性は男性2人が、女性は女性2人が、雌雄同体は男女がそれぞれ背中合わせになっている存在だったということです。当然、顔は2つ、耳と手足も4つ、性器は2つずつ持っていました。

くっついて暮らす人間は次第に傲慢になっていきました。神々の座まで狙っていました。だからといって神は人間を絶滅させるわけにもいきませんでした。人間がいなければ誰が神々に供物を捧げますか？

頭を悩ませていたところ、ゼウスが妙手を見つけました。そして雷を落としてすべての人間を2つに分けました。

その後、人間は失われた半分を探し絶えず迷うようになりました。

半分は見つかりましたか？
今日は、半分をまだ見つけていない方が、自分の半分はどのようなものか、調べる方法をお伝えします。

自分の半分を選ぶテストはとても簡単です。以下の5つの丸の中から1つを選べばいいです。

選びましたか？
あまり長く考えずに、すぐに気が向くものを選んでこそ処方箋も正しいものを得ることができます。

それでは説明しましょう。2つの丸のうちの1つは現在の「私」、そして残りは「10年後の私」を表しています。①②は重なった部分が全くないか少ししかなく③は半分ほど重なっていて④⑤はかなり多くの部分が重なっていることが分かります。

①②を選択した場合

現在の状態に自分はあまり満足していません。仕事に対する確信もなく満足感や関心も少ないです。もしかすると学生や就活生かもしれないし仕方なく一時的に選択した職業に従事する場合に該当するようです。10年後には今とは全く違う自分に会うことを望みます。このようなあなたに似合う人は、できるだけ性格や目標が似ている人です。アイデンティティを見つけることさえ難しい状態で興味のない分野の話をしたり相手の趣味生活を共にする余裕があなたには足りないからです。自分を、そして自分の境遇をよく理解してくれる人に会って、お互い励まし合えば恋愛生活も安定するでしょう。

☞もしかするとあなたの野望が大きすぎて現在の状態が不満に感じられる可能性もあります。

③を選択した場合

現在の状態は悪くはありませんが満足している状態でもありません。仕事は安定していて今後も大きく抜け出さないと思いますが、変化が必要かもしれないという思いがふと湧く時もあります。このようなあなたに必要な人は性格や目標は似ていますが、どこか自分とは違う考えをする人、助けや助言をしてあげ時によって新しい方向を教えてくれる人が必要です。そんな人に会うと、あなたの人生は一層豊かになるでしょう。

④⑤を選択した場合

これから10年経っても変わらないという考えが強いです。現在の仕事に安定感も感じていますし当分の間、現在の仕事から離れることは決して起こらないと思い、そのような変化は喜びません。

もしかしたら未来への希望をあきらめたかもしれません。

このようなあなたに必要な半分は新しい刺激を与える存在です。自分と性格も似ているし趣味も同じである必要がありません。仕事が違っても何の関係もありません。ただ、一緒にお互いを応援し合い趣味をともにする余裕さえあれば十分です。

※丸の心理テストはいい加減に作られたものではありません。オーストラリアのチャールズ・ダーウィン大学のシモン・モス教授が力を入れて研究した結果物です。