数年前のことですが、日本のフジTVで韓国旅行に行ってきた日本女性が韓国男性に憧れているという番組を放送したことがありました。

日本人男性と韓国人男性を比較して見ろという質問に、躊躇せずに韓国人男性を選択して、韓国の男性がとても素敵だと答えたという内容です。その番組ついて書かれた日本男性のコメントを見ると、日本の女性について、かなり失望している感じを受けました。

日本女性が韓国男性を素敵だと考える理由は、背丈、外見、韓流のほか、重い荷物を持ってくれるのは当然で、デートするときに男性が全てのお金を出すうえに、結婚すると給料を妻に預けるからというような内容でした。

日本の女性が国際結婚をするなら、相手の男性の国籍は米国と中国を抜いて韓国が1位だという、にわかには信じられない資料を見たことがあります。本当にそうでしょうか。統計が嘘をつかないとしたら、これは事実とは異なります。

2006年以降、韓国人男性と結婚した日本女性は、毎年1200人程度です。 2012年には1309人で最も多く、昨年は1218人ほどでした。

これに反して韓国女性と結婚した日本人男性はこれよりはるかに多くいます。2005~2007年には3400人程度でした。 2013年には1366人と、毎年減少傾向を見せてはいますが、まだ日本男性と韓国女性のカップルが多いのです。

これをどう解釈するべきでしょうか。韓国へ旅行に行って韓国人男性の素敵な姿、良いマナーを見た日本の女性はもちろんいたでしょう。これを違う面から解釈すると、韓国人男性が日本女性に対する幻想を持っていると見ることもできます。

そうです。

多くの韓国人男性が日本女性に幻想を持っています。韓国の伝統的な社会では、女性は従順であり、家族のために献身して、話し方が穏やかで、行動は注意深くするべきです。韓国男性は日本女性の中に、このような幻想を求めています。さらに、日本の女性は性的な面でも開放的という、男性が望めば何でも許してくれるという妙な期待感も抱かせます。

特に過去10年間、韓国の男性は女性には少し苛まれている感じがします。まだ賃金や昇進など社会全般で女性が弱者扱いを受けていますが、韓国の女性パワーはすごいのです。

ソチ冬季オリンピックで金メダルを取った選手はことごとく女子選手であり、韓国女子プロゴルフが世界を征服している中、男性ゴルフはただ命脈を維持する程度になりました。女子ゴルフ大会ではファンサイトの会員たちが後を追う興行を見せる一方、男子ゴルフ大会は大会を維持するのにあくせくしている状態です。小学校の学級委員も女の子が多いという声が聞こえる程です。

このような出世した女性たちが男性に隙を見せず、デートをするときには猫かぶりをしたり、ずる賢くなったりと、以前の従順な女性像は、どこにも見つけることができないと不満を抱いた韓国男性たちの目に日本女性が天使のように見えるようです。

それゆえに、インターネットには、韓国女性と日本女性を比較する文が結構あります。その中の一つを紹介すると次のとおりです。

男性がお金があまりなく、実家の経済的な事情もあまり良くない状況です。韓国の女性は、このような時に結婚の話が出ると「取りあえず、結婚する環境が整ったら、その時に話してみよう」と答える一方で、日本の女性は「結婚の話をしてくれてありがとう。住むところは、私たちが自炊していた所でいいよ」と答えると言うのです。

お金より気持ち。このような女性が、どうして愛らしくないでしょう。日本の女性がまさにそうだと言われたら韓国男性は完全に惚れてしまうのです。本当にそうなのかはよくわかりません。結婚した日本女性は王妃のように扱われ、その負担を背負う能力がない独身男性が増えているという話も聞こえてきます。

とにかく、日本の女性とデートをしてみた体験談を見ると、自分の意思をうまく表現できず、もどかしいという点以外は非常に高い点数を得ていることを確認することができます。

そのうちの一人の男性は、会話を交わす中で、笑って相槌を打ってくれる態度に心が溶けたそうです。
「え~、オッパ、本当に~？」
「え~、オッパ、スゴイ~！」
「え~、なるほど~~」

デートをする韓国の男性は楽しくなくてはいけないという強迫観念を持っていますが、このように相槌を打ってくれれば、どれだけ気が楽でしょうか。気が強い韓国女性に少し押され気味に過ごしていたストレスが一度に解ける気分になるでしょう。