サバのような青魚が免疫力強化に役立つという話を聞いて、食卓に魚がよく出るようになりました。子どもと一緒にご飯を食べる時は、念のためお母さんたちが丁寧に魚の骨を取ってくれます。

お父さんは朝刊新聞を読みながらご飯を食べていましたが、急に咳き込みました。
魚の骨が喉に引っかかったようです。

上の写真のようなものが、丸ごと喉に引っ掛かってはいないでしょう。実は大きい骨よりは小さいのがもっと悩みの種です。抜くのがとても難しいからです。

喉に刺さった魚の骨を簡単に抜く方法がありますか？
もちろんあります。耳鼻咽喉科に行けばいいです。

ある会社員がコミュニティーサイトに投稿した内容を紹介します。

「オフィスの近くの料理店で職場の同僚と朝食を食べました。普段は関心もなかった焼き魚を食べたあと、不吉な予感がしました。

「おばさん、私、魚の骨が引っかかったみたいです」
料理店の主人のおばさんに訴えたら、生卵を持ってきてくれたそうです。生卵を食べた後、大きいキムチにご飯を包んで食べろと言われました。海苔にご飯を包んで食べたり、そうしてご飯を2杯も食べたそうです。

料理店の帰りに立ち寄ったコーヒーショップでベーグルを2つ買って、口いっぱいに入れて噛まずに飲み込みました。ポータルサイトで検索して魚の骨の除去に役立つという方法をすべて試してみましたが、あまり効果がありませんでした。結局、近くの耳鼻咽喉科を見つけました。

「どこが痛みますか？」
「食事中に、喉に魚の骨が刺さったみたいです」
年配の大人が喉に刺さった魚の骨のせいで病院に行ったのが少し恥ずかしかったです。順番になって医師の前に座ったら、看護師が書いたチャートを見て医師がこう言いました。

「あー、してください」
口を大きく開けてすぐに「もういいです」と言われました。
半日、喉をくすぐっていた気持ち悪い異質感が10秒も経たないうちに消えてしまったのです。

それなら、各種の民間療法は全く役に立たないですか？
近くの病院が休みの週末に、喉に魚の骨が刺さったからといって総合病院の救急室に行かなければなりませんか？

魚の骨が喉に引っ掛かった状態によって民間療法が役に立つこともあります。

昔は魚の骨をたくさん食べると骨が丈夫になるという話があり、わざと魚の骨まで食べさせることがよくありました。魚の骨が喉に刺さったくらいで、病院を訪れる人もほとんどいませんでした。

自然に伝来の秘法（？）が登場しました。
ご飯を飲み込む、生卵を食べる、酢や炭酸飲料を飲む、海苔やキムチなどにご飯を包んで食べるのが代表的な方法です。お湯をたくさん飲むように助言する人もいます。
バナナ、マシュマロ、マッシュポテト、オリーブ油などの植物性油も秘伝として紹介されています。

魚を焼いて食べる時よりチゲにして食べる時に、魚の骨が刺さる可能性が高いです。

キムチにご飯を包み込んで食べようと、ご飯を一さじ食べようと、ご飯が秘法に登場した理由は、ご飯の力で魚の骨を押して落とせということです。実際にこの方法で成功を収める時が全くないわけではありません。ただ魚の骨を除去しても体のどこかに傷を残す恐れがあるため、避けるべきだというのが医師たちの共通の意見です。

お酢や炭酸飲料、お湯は魚の骨を柔らかくするそうですが、硬い魚の骨を柔らかくするには時間がかかるでしょう。

油は滑りやすい性質を利用した療法ですが、スプーン1杯くらい飲めばともかく、何度も飲んだら喉に刺さった魚の骨のため咳き込んで、トイレに行くこともあるでしょう。

ご飯が喉に刺さった魚の骨を抜くのに役に立ちますか？
この問いに対する答えは明確です。
あまり役に立たず、たまに魚の骨が抜けたとしても、喉に傷を残すことがあります。

魚の骨が引っ掛かったら口を大きく開けた後、魚の骨が見えたらピンセットで抜き、見えない場合は病院に直行するべきです。
これが答えです。

余談ですが、釜山（プサン）の金井（クムジョン）で魚の骨を取り除く特異な療法がありました。（最近は無い療法）魚の骨が喉に刺さったら、肉の骨を頭の上にのせて指を口に入れて吐いたり、冷たい水や酸っぱいキムチを食べました。頭の上にのせた骨が喉に刺さった魚の骨に、そこにいないで出てきてくれと伝えると信じていたのでしょうか？