観相家たちは髪を山林草木で表現します。山や野原に草木が生い茂っていると、美しい景色が広がります。 しかし、度が過ぎると光が閉じ込められて木の下側は湿っぽく暗いです。

人の髪も同じです。まばらに生えた髪よりも豊かな髪が見るにもいいですが、多すぎるとかえって害になることもあるそうです。過猶不及は髪にも通じるという話です。

髪で性格や人柄、財物運、出世運などを調べることができるというから髪型を見れば大体どんな人なのか答えが出るでしょう。

髪型ではなく、髪の毛一本でも職業を予測できるそうです。髪に遺伝情報と生活環境がそのまま込められているので、大体どの方面に素質があるか推定できるという意味です。

実際、SBSの『それが知りたい』のスタッフが実験を行ったこともあります。
それぞれ違う職業を持った人3人の同意を得て、髪の毛を国立科学捜査研究院に渡しました。

国立科学捜査研究院の研究員は3人の職業が漁業、塗装工、溶接工をすべて当てました。
しかも過去にどんな仕事をして、どこに住んでいたかも当てます。

髪の毛は1か月に約1センチメートル伸びますが、これは年齢のように過去の記録がそのまま込められていることを意味します。ですから、一生髪を切らないのであれば、わざわざ日記をつける必要もなさそうです。

もちろん、都市に住む成人男女が通う会社が証券会社なのか、貿易会社なのか、それとも公務員なのかは分かりにくいでしょう。 おそらく、この様な人の髪の毛を分析した研究員は「この方はオフィスで働く人」程度と推定される可能性が高いです。

せっかくなので、ついでに言うと髪で見る観相をいくつか紹介しましょう。

まず頭全体を見た時に、おでこが広く抜け毛が少ない人は変化への対処力や要領がいいと言われています。額が狭く髪の毛の生えた部分が多い人は、変化に対処する瞬発力が落ちる代わりに安定を追求する傾向を見せていると、観相家たちは説明しています。

冒頭で紹介したように、髪が多すぎる人は融通が利かない上に頑固です。こんな人はちょっと保守的な反面、振る舞いは見習うべきでしょう。

髪の毛の形と強度によっても異なります。

髪の毛が柔らかい人は情が厚く他人への配慮もでき、消極的な性格で身体も虚弱である可能性が高いです。
太くて硬い髪なら性格が野性的で健康ですが、自己主張が強いです。
くせ毛は性的に旺盛であると考えられていますが、浮気が半分くせ毛 >くせ毛>直毛の順に表れています。

髪の毛が多くても精力が強くて淫乱だということです。
髪の量が少ない人とハゲは長生きできるタイプに分類されますから、抜けてもあまり大げさに言う必要はなさそうです。

抜け出すと1本も惜しくて長く伸ばしてしまうのですが、髪の毛が少ない場合は伸ばさない方がむしろ良いそうです。短くても黒くツヤがあるなら貴い相と考えるため、何本かの髪の毛で分ける考えは捨てたほうがいいです。

最後に、太った人は髪の毛が少ないと良くなく、痩せた人は髪の毛が荒れているのが身上に有害だというので、参考にしてください。