映画鑑賞が好きな人なら、多分こんなシーンを一度ぐらいは見たと思います。
愛する男のために料理をする女。

男がおいしく食べる間、微笑ましく見守ります。
この上なく幸せな時間が過ぎ、自分が作った料理を食べた女性はスプーンを下ろします。

こんなに食べ物がしょっぱいとは…。
これをどうしよう。
恥ずかしくて、こんなにしょっぱい食べ物をおいしいと言って食べた男がとてもありがたくもあり、ふとまた彼が恋しくなります。

恋に落ちると、普段しないこともするようになり、よく妄想にも陥ります。

女性が恋に落ちると、彼から目が離せずに笑いが多くなるそうです。鏡の前に立つと「私はなぜ、あんなことをしたんだろう？」と恥ずかしくてタンスの中にでも入りたいが、そうすることもできません。もうすぐ彼が電話をかけてきますから。

心配しないでください。男も同じだからです。

恋に落ちると体温も上がるそうです。♡♥は37.5℃。
京畿道（キョンギド）のどこかには「37.5」というカフェもあるそうです。
愛する人同士来いという意味で付けた名前でしょう。

人を情熱的にさせる愛、ただ夢のような日々ですが 私たちの体はこの状態もストレスと考えます。

それで耐えるためにホルモンを通常より多く分泌します。コルチゾールというホルモンです。

このホルモンの本来の名称はGlucocorticoidです。左右の腎臓の上にある副腎皮質から分泌されますが、このホルモンの役割は何かというと、グリコーゲン（gilcogen）を保存し、たんぱく質と脂肪を糖質にするのを助けるのです。そして炎症を鎮めるのに優れた効果があります。ほとんど万病に効く薬です。肌の各種トラブルがなくなり、キメも細かくなり美しくなります。

「恋に落ちるときれいになる」という言葉もこのホルモンから生まれたのでしょう。

恋に落ちると炎症治療に非常に優れた効果を出す薬物としても使われるこのホルモンが普段より30%も多く排出されるそうです。 肌はきれいですが、感覚が少し鈍くなります。外部の刺激に対して感覚細胞の反応が鈍くなるという意味です。

感覚の中には味覚も含まれます。
だから食べ物がしょっぱくなるのです。

「おい、最近どうした、塩加減一つできないのか、そんな状態でどうやってシェフになるんだ！」

悪口をいっぱい言われても、ただ嬉しいだけです。
向こうに彼女がいるからです。

にやにや笑う彼を見てオーナーが一言、言います。
「あいつ、かなり彼女にハマってるな」

TIP

コルチゾールは非常に免疫力が強く、薬剤にこれを混ぜるとすぐに体が治ったかのようにしてくれます。体の中の病気はそのままですが、手足を振ってみると痛くないので、完全に治ったような感じさせてくれるということです。そのため、やぶ医者は、これで多くの患者を騙します。「あの病院でもらった薬を飲むとすぐに治る」という噂まで流れます。やぶ医者が名医になる瞬間です。明日の健康を今日繰り上げて使うことになりかねないので、気をつけなければなりません。一時は韓国スポーツ界でかなり乱用された薬物です。病気の選手にこれを注射した後、試合に出すのが日常茶飯事でした。現在は禁止薬物です。