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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    韓国のチャンポンは日本に由来したものですか?
  • A.
    チャンポンという言葉を聞くと、昔の大学時代の記憶が1つ浮かびます。
    母が作ってくれたお弁当を持って登校した日には、学校の構内食堂でチャンポンのスープを頼んで食べたりしました。
    辛くて熱いチャンポンのスープがあれば十分でした。
    チャンポンのスープを注いでくれたおばさんと、目が合い微笑んでくれると具もだくさん入れてくれたので、鼻歌まで歌うくらいでした。

    チャンポンのスープにお弁当に入ったご飯、それにキムチとおかずまで入れて食べると、それこそ「ちゃんぽん」ですね。

    日本ではいろんなお酒を交互に飲むのも「ちゃんぽん」と言うそうですね?

    街頭のアスファルトまで溶け出すほど蒸し暑い日が続く伏日(ポンナル、土用の丑の日)、貧しい学生たちは参鶏湯(サムゲタン)の代わりに辛いチャンポンで暑さと戦いました。

    とにかく、チャンポンは韓国の中華料理でジャージャー麺と争うほどの基本メニューであり、料理の腕前を計る基準にもなります。 ジャージャー麺の場合、チュンジャン(甜麺醤)の味で比較するのが少し難しいだけに、チャンポンの味は「店の料理の腕前」を簡単に判断できます。料理の実力のない料理店で作ったのは化学調味料で旨みたっぷりのスープに野菜はすりつぶされ、海産物と麺から生臭い臭いが漂い…。一口食べたら、器を押し出してしまいます。しかし、各種材料を混ぜて幻想的な相性を醸し出す所なら、スープまで空っぽにして底を舐める勢いです。

    考えてみれば、チャンポンがジャージャー麺と一緒に人気を博すようになってから、それほど時間が経っていません。
    1970年末にもジャージャー麺か、チャンポンか否かで選ぶよりは、ジャージャー麺かうどんかを比べる程度でした。うどんが中華料理のメニューから消え、和風うどんに大勢を譲った後、チャンポンが中華料理店の基本料理として定着したと見ればいいでしょう。

    チャンポンが日本から渡ってきた料理ですって?

    語源だけ見ると、ほぼそうと考えるのが正しいでしょう。日本で「ちゃんぽん」という言葉の由来について諸説があるそうですが、チャンポンという言葉が日本から伝わったのは確かです。

    日本の長崎などで活動していた華僑が韓半島で料理店を開き、チャンポンも一緒に渡ってきました。
    豚骨と鶏ガラを煮込んでスープを作り、簡単に手に入れることができる小さなエビ、魚、キャベツなどを入れて煮込んだ出し汁で、貧しい華僑に「ご飯食べたの?」(食飯、chiiah png)と言って出すことに由来するというのが韓国では定説です。

    つまり福建省の方言であるシャポンがジャンポン(日本)を経てチャンポンに変換されたということです。
    結論的にチャンポンは韓国料理に帰化した中国系日本料理と見なければなりません。

    韓国化される過程で多くのことが変わりました。
    白いスープは粉唐辛子がたっぷり入って辛くて旨みのある味になり、薄く切って炒めて一緒に出した豚肉は姿を消しました。

    韓国のチャンポンは肉類がなくなり、海産物が幅を利かす調理法が固まったのは物価は上がると同時に、中華料理店のジャージャー麺とチャンポンの値段は上がらなかった理由もあるでしょうが、海産物だけを使ってさっぱりした味がお客さんの食欲をそそるという理由もあります。