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  • Q.
    ドラマ「梨泰院クラス」のOSTを紹介してください
  • A.
    3月末に放送が終了したJTBCドラマ『梨泰院クラス』の舞台は、世界の人々が住むソウルの小さな通り、梨泰院(イテウォン)です。

    財閥のパワハラに夢と家族をすべて失っても、所信を曲げない力のない者。何もなくても堂々とした、少なくとも自分だけは失わないと悶える青年たちにとって梨泰院は、自由に呼吸できる空間です。

    I can fly the sky
    Never gonna stay
    私が疲れて倒れるまでは
    どんな理由も
    どんな言い訳も
    今私には勇気が必要だ - Gaho (本名:カン・デホ)の「Start」

    高校にも通えなかった前科者であるパク・セロイは、父を殺しても自由に楽しく生きる者に復讐するために勇気を振り絞ります。

    『梨泰院クラス』は平均11.9%、最高16.5%の視聴率を記録して旋風を巻き起こしましたが、このドラマのOSTは本当にすごいです。3月24日には、Gaho の「Start 」、キム・ピルの「あの時のあの子は」、ハ・ヒョヌの「石塊」が、韓国最大の音源サイト、Melonで1位、2位、4位を占めました。事実上、パク・セロイのテーマ曲とも言えるこの3曲がチャートの一番上に位置しているのは、ドラマの人気が一役買ったのでしょう。OSTを歌った歌手が音源強者でないため、さらに輝きそうです。

    『梨泰院クラス』の音楽監督を務めたパク・ソンイルさんのコメントを中心に、OST13曲を簡単に紹介します。

    Part 1 – イ・チャンソルの「Still fighting it」
    米シンガーソングライター、Ben Foldsの歌が原曲です。原曲が制作陣が望む情緒と少し合わず編曲にかなり気を使ったそうです。

    Part 2 - Gaho の「Start」
    メインテーマ。明るくて元気が出る歌です。リフレーンに「ワー!」という叫び声が出ますが、これはこの歌が歌手のために書かれていないことを示す部分です。歌の作業当時、スタジオに遊びに来た20人近い人々が録音室に入って「ウォー!」と叫んだそうです。3月、MelonとGaonの月間チャートで1位を占めました。

    Part 3 – ハ・ヒョヌの「石塊」

    Hit me harder Make me strong
    ただ決められた通りに従えと
    それが賢明に生きることだと
    死んだように生きろという言葉
    つまらない言葉 誰のための人生なのか

    歌詞から主人公のパク・セロイの勢いが感じられます。何とかハ・ヒョヌを渉外した後、サビのメロディーが変わったそうです。当初は高調して下がるメロディーでしたが、ハ・ヒョヌが演じると言ってから変わったそうです。ハ・ヒョヌが歌うから、可能な歌だというのが音楽監督の評価です。

    Part 4 – Sondia(本名:ソン・ミンギョン)「私たちの夜」
    ドラマ『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜 』(tvN)のOST「大人」を担当して以来、OSTへの参加が活発な歌手Sondiaが最初から決まっていました。メロディーを決める段階から作業に合流したと伝えられています。

    Part 5 – 4人組ボーイズバンドThe Roseのボーカル、キム・ウソンの「You Make Me Back」
    フォークとロックをベースにしていますが、一般的なリズムを真似せず、R&Bとポップが混ざっています。「一般的な愛はない、サイダーだけだ」というドラマの制作方針に従って慎重に臨んだところが大きいそうです。

    Part 6 – キム・ピルの「あの時のあの人」
    歌唱者が大きく変わった歌です。懇切に頼まれてキム・ピルが応じたと言われています。以後、キム・ピルは自分だけの解釈で魂を込めて歌を歌いました。キム・ピルの曲解釈があまりにも完璧だったため、制作陣は要求することが全くなかったそうです。

    Part7 – Sondiaの「私たちは友達だけだろうか」「Maybe」、パク・ソンイル、Fraktalの「Defence」
    パク・セロイだけを見て人生を変えたヒロイン、チョ・イソに関する歌です。制作陣はパ・セロイに向かって突進していくチョ・イソ、その愛を確信するチョ・イソ、そして「かわいい本来のキャラクター」の3つのトラックが必要だと考え、一緒にアルバムを出したそうです。

    Part8 - ユン・ミレの「Say」
    愛を確かめたチョ・イソの歌です。歌詞からチョ・イソの心が読み取れます。

    徹夜しても伝えられない言葉
    口を塞いでも
    手の隙間から漏れ出てきて
    愛してるって
    一人呟くだけ

    Part9 – Jellyfishエンターテインメントの7人組ボーイグループ、VERIVERYの「With Us」
    パク・セロイの会社「タンバム(甘い夜)」のメンバーのテーマ曲になる予定だったが、ドラマとうまく合わず13話に一度入りました。

    Part10 - オルタナティヴロックバンド、The VANEの「直進」
    「石塊」と情緒的に相似している歌 「石塊」よりは依然として強い意志を見せますが、少し柔らかいキャラクターを与えるために作られた歌です。

    Part11 – Crushの「どんな言葉も」
    幼い頃から腹違いの兄に虐待を受けたチャン・グンスのテーマ曲として使うために作りましたが、歌に合うシーンがなくて制作陣が惜しんだ歌です。

    Part12 – BTSのメンバー、Vの「Sweet Night」
    主人公を演じるパク・ソジュンとの親交でVがOST作業に合流しました。Vを参加させようとパク・ソジュンが言ったときも監督は「ああ、それが実現するの?」半信半疑でしたが、男女主人公の甘いエピソードに似合う歌を本当にVが歌いました。

    Guess we were ships in the night
    Night night
    We were ships in the night
    Night night

    Part13 – Damon(イ・ユンチャンの「Brand New Way」)
    「石塊」の英語バージョン 「石塊」をモニタリングした一部の人が「漫画音楽のようだ」という反応を見せたので、制作陣は赤裸々な歌詞のせいだと判断し、英語バージョンを準備しました。実際のドラマにはそのような部分が生じ、放送では主にこのバージョンを使いました。