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  • Q.
    ドラマ「秘密の森」シーズン3はいつ出るんですか?
  • A.
    ドラマ『秘密の森』はシーズン3へと続くのでしょうか。

    シーズン3について語る前に少しシーズン2について簡単に紹介するのが順序でしょう。
    シーズン1で最高のコンビネーションを見せてくれた検事ファン・シモクと女性刑事ハン・ヨジンは検警捜査権調整という対極点で再び会います。

    数件の事件が検警捜査権調整という難題に火をつけます。

    最高検察庁の発令を受ける前に発生した統営(トンヨン)海辺の溺死事故、すでに終結した警察の自殺事件、現職国会議員の不正事件、事件を捜査していた検事の失踪…。

    ファン・シモクとハン・ヨジンの活躍により事件は複雑になった糸を解き始めますが、捜査権に向けられた検察と警察の葛藤は止まりません。警察、検察、そして巨大権力がもつれた不正が皆の沈黙の中で秘密の森に閉じ込められていたことが明らかになりました。事件が森の外に出た後、検察と警察の当事者たちは責任のなすりつけに汲々とし検警捜査権調整の問題は再び漂流することになります。

    『秘密の森』シーズン2が話題を投げかけた検警捜査権調整とは何でしょうか?
    現政権は2020年1月、刑事訴訟法と検察庁法を一部改正、捜査権を調整したという程度に言及するだけです。もちろん韓国検察は、いまだに全世界で最も強大な権限を持つ権力集団であることは明らかです。

    『秘密の森』シーズン2の韓国での視聴率は、一時ストーリー展開が遅々として進まないという酷評を受け6%まで下がったものの、主演俳優たちの活躍により最高視聴率10.1%まで上がり幕を閉じました。全国平均視聴率はシーズン1の4.6%に比べて1.5倍以上上昇した7.3%に達しました。

    視聴率は高くなりましたが残念な気持ちも残りました。

    まず、視聴者のシーズン1に対する反応が圧倒的な好評一色だったのに対し、シーズン2は多少好き嫌いが分かれたという事実です。ストーリー展開がだらだらと続き、これを挽回しようとするかのような急ぎの展開が続き秘密を暴く楽しさが落ちるという否定的な反応も多かったです。

    韓国よりは日本など外国での反応がずっと良い方です。

    『秘密の森』シーズン3は制作されるでしょうか。まず、資金源のNetflixやtvNでは肯定的な態度を見せています。2020年第3四半期の最高の興行作であるだけにNetflixがシーズン3の制作にブレーキをかける理由は全くないでしょう。

    シーズン2は解けなかった疑問*を残したまま終結しました。

    * 韓国の視聴者はトッパプ(떡밥)と表現

    釈然としない元検事の死とハンジョグループとの関係などの疑問は解消されないまま、主人公のファン・シモク検事は原州(ウォンジュ)支庁に勤務地を移し、ハン・ヨジン刑事は情報局に異動することでシーズン2は幕を閉じました。シーズン2で残したネタだけでもシーズン3が制作できるというのが視聴者の反応です。

    実際にtvN関係者はメディアとのインタビューで「シーズン3については可能性を開いて議論する予定」と明らかにしました。

    それでは『秘密の森』シーズン3は、いつ出るのでしょうか?
    女刑事のハン・ヨジン役を演じた女優のペ・ドゥナ(裵斗娜)は「シーズン3を制作するならシーズン1、2の間隔である3年はとても長い」とし「作家さんがもっと早く進めてほしい」という所感も残しました。

    ペ・ドゥナの言葉を借りれば、『秘密の森』シーズン3の制作時期は作家イ・スヨンの手先にかかっているわけです。シーズン1に比べて物足りなさが大きかったという視聴者の反応に作家はシーズン3で答えなければなりません。もしシーズン2より、もっと良くない評価をもらったら?

    現在までイ・スヨン作家の次回作は公開されていません。
    シーズン1が終わった後、16部作の『ライフ』を書いたのとは違います。そのため、シーズン3が制作される場合、空白期間は2年かからないという観測が支配的です。シーズン3が早期に放送されてこそ、シーズン2の余韻を感じることができます。

    すでにインターネットカフェ(コミュニティサイト)では『秘密の森』シーズン3に関する噂が流れています。「[ネタバレ]『秘密の森』シーズンシノプシス流出」というタイトルでネットユーザーを誘惑する釣り記事もあるほどです。

    作家の本音は分かりませんが残されたネタで枠組みを構成すれば次の話ができそうです。早ければ今年の秋頃にもクランクインすることができるでしょう。

    シナリオが出る頃には、チョ・スンウとペ・ドゥナなど主演を演じる俳優たちが他の作品を撮っていてはいけないですが、それも心配です。