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現代自のSUVにほれ込んだ米国... 販売117%のびる


    「現代自動車史上で最高の月だった。」 「より多くの新規顧客が世界レベルのデザインと品質を備えたキア自動車を求める。」

    2日、現代自動車とキア米国販売法人が相次いで出した自評だ。去る3月、ジェネシスを含む現代自動車とキア自動車は、それぞれ米国進出35年と27年ぶりに現地市場で月間最多販売量を記録した。

    革新的なデザインと品質そして安全性など、三匹のウサギをつかんだ現代・キア自動車は、米国市場で生産・発売した車両や現地に輸出したジェネシスモデルなど、ほぼすべての車種で平均した人気を得ている。

    スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)のリーダーであるツーソンは先月1万5744台の販売台数を上げて、現代自動車・キア自動車ブランドで1位を占め、アバンテ(1万2453台)とサンタフェ(1万1538台)、K3(1万459台)、コナ(1万416台)なども1万台以上の販売実績をおさめた。特にパリセード(9184台)とコナ、GV80(1636台)、セルトス(6497台)は現地市場への投入後、歴代最多の月間販売記録をうち立てた。

    先月は総14万4932台の車両を販売した現代・キア自動車は、ついでに月間販売15万台達成までも目前にすることになった。現代自動車グループの関係者は、「よしんば昨年3月はコロナ19事態で米国販売数が低調で、今年になって反騰した側面はあるが、米国の自動車市場が回復に入っており、現地の自動車メディアの間で現代自動車・キア自動車・ジェネシスに対する好評もあって月間最多販売記録につながった」と説明した。

    3月の現代・キア自動車の米国市場におけるサプライズ成功の土台にはSUVとジェネシスがある。先月、現代自動車のSUVは5万1116台、キア自動車のSUVは4万1903台が売れ、それぞれ昨年3月に比べて141.1%と66.1%の成長率を記録した。ジェネシスのモデルは先月3006台が売れ、昨年3月よりもおよそ210.2%も成長した。二つの成功要因を集めたジェネシスのSUV「GV80」は最近、米国市場で最もホットな車だ。去る2月、ゴルフの皇帝タイガー・ウッズは車両走行中に転覆事故に遭ったが、内部はほとんど破損せず、米国の消費者に堅実な印象を植えたからだ。ウッズ事故の後に実施した米国道路安全保険協会の車両衝突評価でも、GV80は最も安全な車に与えられる「トップセーフティピックプラス」の評価を受けた。

    他の完成車ブランドと比較してみても、現代・キア自動車の実績成長はとくに目立つ。今年の第1四半期(1~3月)の現代・キア自動車の米国市場販売台数は33万4902台で、前年の第1四半期よりも22.8%増加した。販売台数で現代・キア自動車よりも先を行くGMやトヨタ、フォードの場合も、販売増加率だけは現代・キアに劣る。

    今年の第1四半期に63万9406台を販売したGMの昨年第1四半期との成長率の比較はわずか3.7%であり、51万7711台を売ったフォードの成長率も0.6%に過ぎない。ステランティスとホンダの成長率も、それぞれ5.1%と16.2%にとどまった。

    現代・キア自動車はまもなく月15万台達成が有力な電気自動車など、親環境未来モビリティ分野でも米国市場を掌握する可能性が高い。今月に出荷される予定の現代自動車初の専用戦記自動車「アイオニック5」は、来る下半期に米国市場に投入される予定だ。
  • 毎日経済 | ソ・ヂヌ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-02 20:58:45