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LG対SKのバッテリー戦争、2兆で「劇的合意」…米が仲裁

  • バッテリー紛争をめぐり一歩も退かなかったLGとSKが「劇的合意」というピリオドを打った。 11日午後、LGとSKはこの2年間にわたった2次電池の営業秘密侵害訴訟について「2兆ウォン合意案(現金1兆ウォン+ロイヤリティー1兆ウォン)」を電撃発表した。

    この日、LGエネルギーソリューションとSKイノベーションは緊急理事会を開催した後、このような内容が盛り込まれた共同合意文を発表した。両社は現在の価値基準で総額2兆ウォンを合意した方法に基づいて支給して、関連する国内外の争訟をすべて取り下げることにした。また、今後10年間は追加の争訟も行わないことにした。今回の合意は米国国際貿易委員会(ITC)が2月10日(顕示時間)、両社のバッテリー営業秘密の侵害訴訟の最終判決でLGの手をあげた後の約2ヶ月で行われた。

    この日、両社が合意に乗り出した背景には、先週末に米国政府が積極的な仲裁に乗り出したからだ。

    特に先週、キャサリン・タイ新任米国通商代表部(USTR)代表とキム・ジョンヒョンLGエネルギーソリューション社長、キム・ジュンSKイノベーション社長とのビデオ会議が交渉妥結に決定的な契機になったと伝えられた。遅々として進まなかった交渉はこの後、両社間での追加協議を経て去る週末に劇的に妥結した。最近まで合意金と関連し、LGエネルギーソリューションは3兆ウォン台を、SKイノベーションは1兆ウォン台を固守しながら、業界では実質的に「合意は時間の問題」という見方が拮抗した。この日はITCの最終決定のために、米国の大統領拒否権の期限をわずか一日残した日で、国内外では米国の大統領がどのような決定を出すか、さらに注目した状態だった。このことから、この日の両社の電撃合意について、財界は「サプライズ」として受け入れる雰囲気だ。

    LGとSKのバッテリー訴訟は、2017〜2019年にLGエネルギーソリューション(当時LG化学)の社員がSKイノベーションに大挙移籍して始まった。 LGの職員100人あまりが移籍しつつ、LGは当社の革新技術をSKが組織的に奪取したと疑った。 LGエネルギーソリューションは2019年4月、米国ITCとデラウェア州地方裁判所にSKイノベーションを相手に「二次電池の営業秘密侵害」訴訟を起こした。その降、両社の紛争は2年ほど続いた。
  • 毎日経済 | ソウル=イ・ユンジェ記者/シン・ヘリム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-11 18:33:21