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ポン・ジュノ監督、オスカーの授賞者として登壇

  • 映画『寄生虫(邦題『パラサイト』)』で昨年、米国アカデミー賞(オスカー)4冠を席巻したポン・ジュノ監督は、26日(韓国時間)に開かれるオスカーの舞台に授賞者として登壇する。今回の6つの部門の候補に上がった映画『ミナリ』のユン・ヨジョン氏とハン・イェリ氏とともに、韓国人スターとしてオスカーの舞台を輝かせるものと思われる。ユン・ヨジョン氏は助演女優賞候補の資格で、ハン・イェリ氏は『ミナリ』の主人公の資格で参席する。

    12日(現地時間)、オスカーはソーシャルメディアなどを通じてポン監督をはじめとする授賞者15人の名簿を公開した。昨年のオスカー演技賞を受賞したホアキン・フェニックス氏(主演男優賞)、レネー・ゼルウィガー氏(主演女優賞)、ブラッド・ピット氏(助演男優賞)、ローラ・ダーン氏(助演女優賞)は慣例に従って授賞者として選定され、その他の歴代オスカー演技賞受賞者と候補も授賞者名簿に上がった。

    米国芸能メディアのデッドラインは「ポン監督はおそらく監督賞を授賞するものと見られる」と報じた。今年のアカデミー監督賞の候補者は『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督、『Mank/マンク』のデヴィッド・フィンチャー監督、『アナザーラウンド』のトマス・ヴィンターベア監督、 『プロミシング・ヤング・ウーマン』のエメラルド・フェンネル監督などの5人だ。クロエ・ジャオ監督の受賞が有力だが、もしリー・アイザック・チョン監督が受賞すれば韓国人監督が韓国系アメリカ人監督に賞をわたす珍しい風景が演出されることになる。

    助演女優賞にも面白いシーンが期待される。ユン・ヨジョン氏の受賞時にはこれまでの伝統に基づいて、直前の年度の助演男優賞受賞者であるブラッド・ピット氏が賞を授ける可能性が高いが、同氏は『ミナリ』の製作会社であるプランBエンターテイメントの代表者だ。映画製作会社の代表者が映画に出演した俳優に演技賞のトロフィーを伝達するわけだ。

    一方、ユン・ヨジョン氏は米メディアのフォーブスとのインタビューで、授賞式に出席するためにアジア系を対象にした嫌悪犯罪が社会問題に浮上した米国に行くことと関連して心配を表わした。ユン・ヨジョン氏は「二人の息子は韓国系アメリカ人だが、ロサンゼルス(LA)に住む息子がオスカー授賞式のために米国に行く私を心配している」とし、「息子は私が(憎悪犯罪の)攻撃を受けるかと心配している。これはひどいことだ」と語った。

    『ミナリ』は今年の作品、監督、主演男優、女優助演、脚本、音楽賞などの6部門にノミネートされた。授賞式は韓国時間で26日午前9時から開かれる。 ABC放送を通じて全世界225カ国に生中継される。
  • 毎日経済 | ソ・ジョンオン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-13 17:24:25