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韓医療界「コロナ、来年も流行…ワクチンの独自開発急げ」

イ・ワンジュン大韓病院協会コロナ19緊急対応本部実務団長 


    「ワクチン接種率が3%台に過ぎない国内の緊急状況を考慮して、来月に予定された韓・米首脳会談で物乞いをしてでもファイザーワクチンを必ず確保しなければならない。」

    ミョンジ医療財団のイ・ワンジュン理事長(大韓病院協会コロナ19緊急対応本部実務団長)は、国内で初のコロナ19確定者が発生して15ヶ月めのなる20日、毎経エコノミストクラブでこのように述べた。イ・ワンジュ理事長は「ワクチンを2回接種した後も、数回の接種が必要ないというブースターショット(booster shot/追加接種)は、ワクチン価格をつり上げるための多国籍製薬会社のジェスチャーである可能性が高いため、外交力を総動員してか解決しなければならない」とし、「これとともに、ワクチンは国民の健康主権であるだけに、一日も早くコントロールタワーを作ってワクチン開発に拍車をかけなければならない」と強調した。

    同氏は「一般的にワクチンの開発には12~13年がかかるが、コロナ19ワクチンはわずか数ヶ月で開発に成功した。これは史上初のことで、ファイザーワクチンの場合は米国に1兆ウォン、ドイツは5000億ウォンを投資して実を結んだもの」だとし、「今回のワクチン開発は技術力だけを見てはならず、多大な資金が投入されたことを見落としてはならない」と指摘した。このために同氏は「韓国も政府と企業がコンソーシアムを組んで積極的に対処しなければならない」と促した。

    イ理事長は「国内のコロナ確定者数が他の国に比べて少なく、特に致死率(1.56%)が低い点をあげてワクチン確保に安逸な考えを持つ人々が防疫当局の中にも少なくない」とし、「致死率が低いのは韓国が多くの検査をしたからだ」と語った。いまや「K防疫」に陶酔してはならないということだ。同氏はワクチンを接種しても、当分の間はマスクをはずすのは難しいと展望した。

    イ理事長は「ワクチンを接種するとコロナ19が完治するという考えは過度の錯視だ。ブースターショットをしても免疫を確実にすることはできない」と説明した。同氏は「コロナは1年以上に長期化し、容易には終息しないだろうと思え、希望的観測をせずに新たに長期的戦略を立てなければならない。コロナとの戦いはマラソンであり、最終的に成績が良くてこそ勝利するだろう」と強調した。
  • 毎日経済 | イ・ビョンムン医療選任記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-21 17:51:06