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【韓国コラム】「よく当たる宝くじ売り場」を知るのも老後に備えた経済勉強?

  • 先日、あるバラエティ番組に出演したコメディアンのチェ・ホンリムは、 宝くじのロト(LOTTO)で2等に当選したエピソードを紹介した。

    「以前は通りすがりに気が向く所で宝くじを買ったが、その時はよく当たる宝くじ売り場に行った。1時間30分待って5万ウォン分を買った」

    宝くじの抽選があった日、朝早く山で澄んだ空気にあたった後、お風呂に入ってきれいな服に着替えてテレビの前に座ったそうだ。最初は続いてハズレだった。雷に当たるよりロトに当たるのが難しいためダメだろうとがっかりしていたが5千ウォンが当たったそうだ。それが合図だったのか、次々と番号が当たり始め2等にも当たったのだ。

    教会に行ってきた妻に「お前がお金を受け取ってこい」と派手に宝くじを渡した。家族にでも自慢したい気持ちになったようだ。

    彼はこれからやるべきことも明らかにした。

    「全国のよく当たる宝くじ売り場をくまなく訪ねるつもりだ」

    チェ・ホンリムが宝くじに当たったことを打ち明けたのは「老後の準備、経済勉強は必須」というテーマで話を交わした席でだった。

    そのため「よく当たる宝くじ売り場」が全国のどこにあるのか知っておくのも必ず勉強に含まれるわけだ。

    「よく当たる宝くじ売り場」を老後に備えての必須科目にした人たちはかなり多い。よく当たる宝くじ売り場として知られる所には梅雨時にも長い行列ができる。勉強を終えて実践し投資をする人たちだ。

    チェ・ホンリムの2等当選は、そこが本当にいい場所であることを天下に知らしめ、人々の関心を集めるだろう。人が集まるほど当選者が増える確率はもっと高くなるはずだ。

    実際、考えてみると「よく当たる宝くじ売り場」が別にあるとは言い難い。最初は偶然1、2等当選者が出たかもしれないが、その後は人々が集まったおかげと見るのが正しいだろう。あまりにも多くの人が列を作り並んでいるのがもったいないので、他のところなら1万ウォンぐらい使う人でも5万~10万ウォンは簡単に投資するため、当選する確率がその分高くなるだろう。

    経済勉強も兼ねて実際に釜山(プサン)で起きた出来事を一つ紹介する。

    友達4人が弔問に行こうと一緒に車に乗っていった。釜山市内を通る途中、渋滞に巻き込まれたため退屈だったある友人が「バスのナンバープレートを見てロトを買おう」というアイデアを出した。それぞれ2万ウォンずつ出すことにしたが、運転する友達はお金がもったいないと自分は外してくれと言った。それで3人が6万ウォンを集めて宝くじを買った。そうやって買った宝くじで当選金60億ウォンの大当りが出たのだ。2万ウォンずつ投資した友達3人が20億ウォンずつ分けながら、それでも運転した友達が可哀想だったのかそれぞれ1億ウォンずつ分け与えたそうだ。

    無料で手に入れた3億ウォンを妻にあげたのに、一部始終を知った妻から感謝の言葉を代わりに「あんたはバカね!2万ウォンがもったいなくてその機会を逃したの。こんな人を夫として私が一緒に暮らしてるのね」と悪口ばかり言われていた。

    ここで質問が一つ出る。

    バスのナンバープレートを見て3人が書いたロトの番号、4人が書き出しても1等に当たったのだろうか。

    彼が宝くじを買う時に外れたから当たったのではないだろうか。

    この質問に対する答えも「よく当たる宝くじ売り場探し」に劣らない老後に備えた経済の勉強だ。
  • Lim, Chul | 入力 2021-07-10 00:00:00