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【韓国コラム】なぜ女子バレーボール選手の年俸が男性より少ないんですか??

  • 「なぜ女子バレーボールの年俸が男子バレーボールより低いんですか??」

    この前、Naverに掲載された皮肉な質問だ。

    疑問符が2つも付いている。

    質問を載せた人は自分がどうして知りたいのか理由まで明らかにしている。

    「成績は女子バレーボールがもっとよくないですか?今回のオリンピックでも女子バレーボールだけ出場したのに、どうして年俸が10億ウォン近く差があるんですか?」

    質問者は理由が知りたいのではないようだ。冬季スポーツの中でバレーボールがバスケットボールなど他の種目より圧倒的な人気を謳歌するのは、純粋に女子バレーボールの人気のためなのに、どうして女子選手を粗末に扱うのかと怒っている感じがする。

    韓国プロバレーボール球団はサラリーキャップ(Salary cap)、つまり選手がもらえる年俸総額を厳しく制限している。プロ野球やプロバスケットボールに先立って真っ先に導入した。

    東京オリンピックが終わった後、女子プロバレーボールのサラリーキャップは問題視された。

    4強に進んだ後、準決勝と銅メダル決定戦で多少あっけなく負けたにもかかわらず、女子バレーボール代表チームに対する声援が素晴らしかった。バレーボール連盟(KOVO)が未定で4億ウォンの特別褒賞金を支払うと発表した後も「1人当たり4億ウォンではなく総額4億ウォンという点も笑わせる」という反応が圧倒的だった。

    そう言うのも理解できる。監督とコーチ、スタッフを除いた選手だけでも12人もいるが、選手同士で分けても3000万ウォンを少し上回るだけだ。さらに税金を引くと…。

    女子プロバレーボール球団が選手たちに支給できる年俸総額は外国人選手を除けば23億ウォンに制限されている。男子プロバレーボール球団のサラリーキャップは31億ウォンで女子より8億ウォンくらい多い。

    問題は男子部は2022-23シーズンまで順次引き上げられ、2022-2023シーズンには41億5000万ウォンに引き上げられるが、女子部は凍結されるという点だ。差が縮まるのではなく18億5000万ウォンまで広がるということだ。

    一部では女子バレーボールの人気が続く場合、ゴルフのように女子選手の稼ぎが男子を上回るという見通しも出ている。一時的な人気に止まるのではないという点を見せてほしいという意味だろう。

    ゴルフは女子選手に対する待遇が男子よりはるかにいい。2021年の場合、男子大会は17個の賞金総額が135億ウォンであるのに対し、女子ゴルフ大会は31個の賞金規模が280億ウォンで男子の2倍を越える。女子大会は誘致したくて小さな隙間を空けて入ろうとする企業が散在している反面、男子大会は企業にあきらめないでほしいと泣訴している状況だ。選手個々人がもらう賞金の金額も同じように格差が大きい。賞金1位同士の比較は省略しよう。

    昨年の場合、女子選手の中で賞金順位50位までの賞金額が1億ウォンを超えたが、男子選手の中で1億ウォン以上の賞金を獲得した選手は28人しかいない。

    女子バレーボールの人気が高まったら、ゴルフで起きたこのような現象が再現されるだろうか?

    「そうだ」とは言い難い。ゴルフの場合、KPGA、KLPGAなど協会自体が異なる。女子選手は男子団体とは関係なく自分たちがスケジュールによって動けるという意味だ。

    女子選手が男子選手のようにKOVOの統制を受ける状況で、女子ゴルフ選手が享受する歓喜を味わうことができると楽観するにはハードルが高すぎる。
  • Lim, Chul | 入力 2021-08-28 00:00:00