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カカオ、経営陣の「食い逃げ」物議で株価が墜落

額面分割後で最安値 


    かつて国内証券市場時価総額3位に上がり、国内成長株を代表していたカカオが崩れている。 10日、カカオは前取引日の7日に比べて3.4%下げた9万6600ウォンで取引きを締め切った。先月に8%下落したことに続いて今月もこの日までに14%下落し、額面分割を断行した昨年4月以降で最安値に落ちた。このことからカカオの時系列順位は7位(サムスン電子優先株を除く)に押された。

    この日、カカオバンクは7.09%急落した5万1100ウォンで締め切った。昨年8月の上場以後の終値を基準にして最低の価格だ。

    依然として金融会社の時価総額1位を維持しているが、KB金融との時価格差は2500億ウォンに過ぎない。カカオペイもこの日は3.26%下がった14万8500ウォンで締め切り、昨年11月の上場以来で最低水準に落ちた。カカオゲームズも0.13%下落した。

    カカオグループ株が不振な理由は、今年から米国連邦準備制度(連準)による緊縮政策が現実化するためだ。国内証券市場で核心技術・成長株に分類されたカカオ関連株は、これまでコロナ19による流動性相場に支えられて上昇街道を走った。

    対外変数のほかに、カカオペイ経営陣の大規模な売りでカカオグループ全般に対する不信が大きくなったことも、カカオグループ株の弱気の要因としてあげられる。カカオペイの代表であり次期カカオ共同代表に内定されたリュ・ヨンジュン代表などカカオペイの経営陣8人はストックオプションを行使して得た株式の全量を、コスピ200編入直前の先月10日に時間外売買(ブロックディール)方式で売却した。

    リュ代表は親会社に移動することによる利害衝突の防止という次元でストックオプションを行使したと明らかにしたが、他の経営陣には関連事項はなく、すべてがストックオプションを行使しなかったという点で信頼性が低下するという指摘が出ている。

    一方、次期カカオ共同代表に内定されたリュ代表はこの日、辞退の意思を明らかにした。
  • 毎日経済 | チン・ヨンテ記者/チャ・チャンヒ記者 | 入力 2022-01-10 21:12:49