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イケア効果か…京畿道の家具店でのクレジットカード決済、67.8%も増加

タバコ代上がり1人世帯増え、コンビニ決済38%アップ 

    • < クレジットカードで見た韓国人の生活 >

    昨年、国民はコンビニエンスストアの利用と家具の購入、公共交通機関利用の支出を大幅に増やした一方で、給油と書籍の購入には財布を閉じことが分かった。 1人世帯の増加や家庭重視、不況による生活費の削減など、変化したライフスタイルが反映された結果だという解釈だ。

    韓国銀行の経済統計システムを分析した結果によると、国民の昨年1~3四半期の全クレジットカード決済額は約282兆ウォンで、前年同期(269兆ウォン)比で4.8%増加した。

    カード決済額が最も多く増加したのはコンビニだった。

    コンビニで決済されたクレジットカードの金額は、前年同期比で38.4%増の約2兆9000億ウォンに達した。流通業界全体の増加率の平均値(8.5%)の5倍に近い数字だ。コンビニ消費の増加の背景には、だんぜんタバコの値上げがあげられげる。タバコの価格引き上げにもかかわらず販売量は予想よりも少なく減少したために、コンビニの売上げが大幅に増えた。しかし、コンビニ業界の関係者は「お弁当、特色のあるラーメンなど、簡単に食事を解決できるソロ(一人)用商品の人気が高いことも売上げ増加のもう一つの理由」だと明らかにし、世相の変化を実感させた。

    家具の売上げも急増した。同じ期間の家具店におけるクレジットカードの支払い額は1兆2600億ウォンで、前年同期比で33.8%増加した。特にスウェーデンの家具の恐竜「イケア」の国内市場への進出以来、家具市場がブランド製品を中心に急速に再編されている点が大きな影響を及ぼしたものと分析される。

    実際に、イケア1号店がオープンした光明(クァンミョン)市の属する京畿道は、クレジットカードを使用した家具の購入金額が4985億ウォンで、わずか1年前に比べて67.8%も増加した。ハンセム社の関係者は、「家具市場が大型店を中心に再編され、家具に対する消費者の関心が高まったことが影響を及ぼしたのだろう」と説明した。また、昨年は住宅取引が急増して引っ越しが大幅に増えたという点も、家具の需要増加の原因として挙げられる。

    「庶民の足」である大衆交通費は、昨年のソウル・釜山・仁川などの主要地方自治体のバス・地下鉄料金の値上げのために、カード決済額が大幅に増えた。わずか1年のあいだに22%も増加して、4兆ウォンに迫った。ソウル市は昨年6月、地下鉄やバス料金をそれぞれ200ウォンと150ウォン増額したことがある。

    これに比べて、昨年は原油価格の下落のおかげで、ガソリンと軽油などの注油コストは大幅に減少した。昨年1~3四半期のガソリンスタンドで支払われたクレジットカードの金額は、前年同期比で17.1%減の20兆1600億ウォンを記録した。

    中古車購入も急減した。政府が新車販売を増やすために、個別消費税を一時的に引き下げた結果だというのが中古車業界の説明だ。韓銀によると、中古車に対するクレジットカードの決済額は、2014年の1~3四半期(1570億ウォン)よりも6.2%減少した1475億ウォンを記録した。一方、同期間に消費者がカードで国産新車を購入することは、前年同期比で7.1%増加した11兆4000億ウォンを支払って明暗が分かれた。

    図書市場も依然として低迷局面を脱することができなかった。国民が書店で使った金は昨年の同じ期間よりも3.1%減の1兆2960億ウォンを記録し、昨年末の書籍定価制の導入にもかかわらず、依然として低迷する姿を見せた。

    このほか最近の景気後退を反映するように、遊興飲食店などで支払ったカード金額は2兆3560億ウォンで、昨年よりも1.7%減少した。

    金の使い道では昨年、消費者が最も多くのお金を使ったのは飲食店(31兆6000億ウォン)だった。これに続いて、ホームショッピング(29兆8000億ウォン)、ガソリンスタンド(20兆1000億ウォン)などがその後に続いた。

    品目別では、衣食住に使ったカード支出額が152兆ウォンで、使用額全体の半分(54%)を超えた。一方、旅行や映画などの文化生活に使ったカード金額は全体の金額の18%にとどまり、不況の余波を推測させた。
  • 毎日経済_ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-01 04:01:02