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現代自動車、2016北米国際オートショーで「G90」公開
鄭義宣が出師表「ジェネシスで北米市場で事を起こす」
- △写真=11日（現地時間）、米ミシガン州デトロイトで開催された「2016北米国際オートショー」で新型ジェネシス「G90」（国内ではEQ900）セダンの公開に先立ち、鄭義宣（チョン・ウィソン）現代自動車副会長が直接舞台に立ってジェネシスのブランド戦略と方向性を発表している。 [写真提供＝現代自動車グループ]
「ジェネシスは新たなスタートです。私たちは高級という新たな目標に向かって進むわけです」。
11日（現地時間）、米デトロイトのコボセンター（Cobo Center）で開かれた「2016北米国際オートショー（NAIASあるいはデトロイトモーターショー）」でのジェネシス専用展示館。全世界の取材陣と観客800人あまりが集まったなかで、鄭義宣（チョン・ウィソン）現代自動車副会長が演壇に立った。チョン副社長は流暢な英語でジェネシスブランドのローンチを報告し、「人間中心のラグジュアリーを指向するジェネシスを通じて、新世代の高級顧客に最高の満足感をプレゼントしたい」と述べた。現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」が、デトロイトモーターショーで世界の舞台にデビューした。現代自動車はこの日、ジェネシスの最高級モデル「G90（国内EQ900）」を公開した。 G90の海外公開は今回が初めてだ。
G90はジェネシス船団の旗艦であり、ブランドの独立以後最初に生産されたモデルだ。 G90の善戦の如何にジェネシスの命運がかかっていると言っても過言ではない。国内では発売1カ月で1万5000台が売れて旋風を続けているが、勝負は高級車の最大市場である北米地域だ。 2014年に米国市場で高級車が総200万台売れた。 2020年ごろには250万台を超える見通しだ。ここでベンツやBMWなどの伝統高級セダンの防御陣を突破してこそジェネシス船団の巡航が可能となる。
チョン・ウィソン副会長はこの日、直接プレゼンターとして乗り出して、ジェネシスブランドの哲学的な方向性を説明した。チョン副会長は「高級車市場に新しく入ってくる消費者、つまり若い世代の高級車需要者の好みに合わせたブランドとしての地位をつかんで行く」と強調した。チョン副会長はジェネシス・ブランドが持つ属性から、エレガントなデザインとダイナミックな走行性能、人間中心の技術などをあげた。△写真=起亜自動車はプラグインハイブリッドのパワートレインを搭載し、燃費まで大幅に改善したコンセプトSUVの「テルライド（Telluride）」を初めて公開した。テルライドは270馬力のV6型3.5リッターGDiエンジンと130馬力の電気モーターを搭載したプラグインハイブリッドモデルで、合計400馬力の性能を誇る。
続けて、ペーター・シュライヤー デザイン総括社長とアルバート・ビアマン試験・高性能車担当副社長などの経営陣が舞台に順番に上がり、G90のデザインと商品性などを説明した。現代自動車はG90を手始めに、ベンツやBMWやアウディなどのドイツ3社と、トヨタのレクサスや日産のインフィニティなどが掌握している北米高級車市場を攻略する計画だ。既存の高級車市場を蚕食することは容易ではないが、高級車市場に新た進入する消費者にアピールして、ジェネシスの地位を高めるという戦略だ。
まず今年の下半期にG90が米国市場に進出し、続いて既存の第2世代ジェネシスの商品性改善モデルが「G80」という名称で米国市場に新たに登場する。来年以降はスポーツセダンである「G70」と、高級スポーツユーティリティ車（SUV）も出す予定だ。
チョン副会長は発表会とは別に記者らと会って、「ジェネシスブランドはG90を5000台とG80を2万5000台、合わせて年間3万台の販売を目標に定めた」とし、「 2020年までにジェネシス・ブランドモデルで10万台を販売するつもり」だと明らかにした。チョン副会長はジェネシス発表会の2時間前に展示場に到着し、競合他社が公開した車両を入念に視察して、今年の自動車市場のトレンドをチェックした。ジェネシスブランドの競争相手となる、レクサスなどの高級車ブランドを注意深く見て回った。特にボルボXC90、ジープ・チェロキー（Jeep Cherokee）、フォルクスワーゲン・ティグアン（Tiguan）、BMW X6などのSUVは、いちいち乗り込んで特徴などを確認した。 - 毎日経済_デトロイト＝イ・ジンミョン特派員 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-12 19:56:54
