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ウォンの対ドル相場、5年6カ月ぶりの最低値

ウォン、今年に入って最低…8ウォン下げた1214ウォン 

  • アジア株式市場の急落の影響で、対ドルのウォンは今年に入って最低値に落ちた。 20日、ソウル外国為替市場でウォンは前日よりも8.10ウォン下げた1214ウォンで取引を終えた。前日まで二日間の上昇傾向を止め、去る14日(1213.40ウォン)よりも低いレベルを記録して今年の最低値を示した。

    これは2010年7月19日の1215.60ウォン以来、約5年6ヶ月ぶりに最も低い水準だ。今年に入って4番め、5年半ぶりに場中で最低値を更新したわけだ。

    この日の外国為替市場でウォンは1.60ウォン下げた1207.50ウォンで取引を開始し、午後に一時は1214.60ウォンまで下がることもあった。これは中国をはじめ世界経済に対する不安心理が高まり、基軸通貨のドルが強気を見せたためと解釈される。

    チョン・ソンユン現代証券アナリストは、「前日に中国指標がふるわなかったにもかかわらず、中国政府の景気浮揚期待からアジア市場は上昇傾向で終わったが、二日と続かなかった」とし、「アジア市場の状況が良くないことからドルは強気を見せるだろう」と語った。

    サムスン先物のチョン・スンジ研究員は、「国際原油価格の下落とコスピ・香港ハンセン指数の急落などで、安全資産を好む心理がだいたい強くなった」とした。チョン研究員は続けて、「国際通貨基金(IMF)が今年の世界経済成長率をこれまでの3.6%から3.4%に0.2%ポイント下方調整するなど、不安心理ばかりを刺激する要素でいっぱいだ」とし「ウォンは1200~1230ウォン台で変動の激しい場勢が続くだろう」と予想した。

    このように外国為替の専門家らは、為替レートの変動が激しくなるとの見通しが支配的だった。一方、この日午後3時現在、100円あたりのウォンは1038.23ウォンで、前日の午後3時の基準価格よりも13.97ウォン下落した。
  • 毎日経済_キム・ドクシク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-20 17:21:05