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ウォン、対ドルで1219.3ウォン、2010年以来の最低値

◆ 原油価格、再び30ドル崩壊 ◆ 

    • < 2010年7月以降のウォン相場 >

    対ドルでのウォンが3日連続で弱気を見せ、年中最低値を更新した。専門家らは、ドル高が続けばウォンは1230ウォン台まで下がりうると予想している。 3日、ソウル外国為替市場で対ドルのウォンは終値基準1219.3ウォンで、前日よりも11.9ウォン暴落した。これまでの年中最低値だった先月20日の終値(1214ウォン)を更新した。特にこの日のドル当りウォンは、2010年7月7日に終値基準1223ウォンを記録して以来、5年7ヶ月ぶりの最低値だ。対ドルでウォンは場中に1221.1ウォンまで下落し、1220ウォン線が崩壊した。

    この日のドル当りウォンは、前日比で6.6ウォン下落した1214.0ウォンで取引きを開始した。しかし、国際原油価格の下落で午前から継続して低下した。ドルに比べてウォンが落ちたのは、国際原油価格の下落に加えて、安全資産であるドルの強気が深まっているからだ。

    サムスン先物のチョン・スンジ研究員は、「原油価格が急落して米国をはじめとする全世界の株式市場が下落し、人民元を含むアジア通貨が弱気を見せている」と語った。

    マイナス金利を選んだ日本銀行(BOJ)が追加利下げの可能性を提起したことも、ウォンの下落に影響を及ぼした。黒田晴彦日銀総裁が追加利下げもあり得ると語ったと伝えられたことから、景気不安によるリスク資産の回避心理も強くなったためだ。また、北朝鮮が長距離弾道ミサイルと予想される衛星を打ち上げるという計画を国際機関に相次いで明らかにしたことで、地政学的リスクまで浮上したこともウォンの下落に影響を及ぼしている。

    チョン・スンジ研究員は「外国人がこの日一日だけで2000億ウォンの株式を売るなど、売りが続いたこともウォンの下落に影響を与えた」とし、「ドル=ウォンの変動は継続して大きくなるものと見られる」と明らかにした。

    これにより、3年満期国庫債金利は昨年4月以降10カ月ぶりに基準金利(1.5%)よりも下に落ちた。

    上半期に韓国銀行が基準金利を引き下げるという期待が高まり、投資家の買いが集中したためだ。

    金融投資協会によると、この日の3年満期国庫債金利は前日比で0.02%ポイント下落した1.496%を記録した。 3年満期国庫債金利は先月29日以後、4営業日連続で史上最低を更新している。 5年満期国庫債金利は前日比で0.03%ポイント下げた1.610%、10年満期国庫債金利も0.051%ポイント下げた1.865%で取引を終えた。
  • 毎日経済_キム・ヘスン記者/キム・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-03 17:44:10