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[週末ユーモア] 妻の物忘れは夫を困らせる

    生きていると、忘れてしまう物事が多いそうです。どんなに努力しても解決しないことを思い出してみても、夢見だけ悪くなるのだから、忘れてしまいなさいという忠告です。

    「物忘れのひどい人が成功する」と説教する牧師もいます。

    しかし、世の中は自分の思い通りにはなりません。決意さえすればいいと言いますが、決意することも簡単ではありません。忘れて生きることも難しいですが、忘れて生きる人のせいで、周囲の人々が大変な苦労を経験することもあります。

    認知症にかかった高齢者の特性は同じ言葉を繰り返すことですが、同じ言葉を50~60回くらい聞いていると、忍耐袋の緒も切れるというものです。物忘れにも、良い物忘れ、悪い物忘れがあるようです。

    物忘れがひどいおばさんの話をふたつほど。

    このおばさんは夫と一緒に出勤する共働き夫婦だったのですが、
    ある日、一緒に車に乗って行く突然、びっくりしながら声を出しました。
    「どうしましょう!アイロンを消し忘れて出てきたようです!」
    夫も驚いて車をUターンさせて自宅に戻ってきました。
    ところが、アイロンはコードがしっかりと巻かれて、引き出しの中にしまわれていました。

    また別の日、夫婦が車に乗って出勤していたのですが、夫人が夫を指でつつきます。
    「はっきりとは思い出せないのですが、どうやらアイロンを消さずに出てきたようです」
    どうしようもありません。わき腹をつつくせいで運転していては事故が起こりそうです。
    結局は車を回して家に帰ってきて、安全に消された状態のアイロンを再び発見しました。

    そして、また出勤途中だった夫婦が、20分程車を走らせていたのですが、
    「あなた、本当に申し訳ありません。今日は本当にアイロンを切らずに出てきました。間違いありません」
    と、妻が泣きそうな声で謝るため、夫は車を路肩に止めました。
    それから、車のトランクを開けて、言ったのです。
    「ここにあるぞ、アイロン」

    このおばさんには、中学校に通う娘がいたのですが、
    ある日、学校を終えた娘が帰宅途中、閉まる直前のエレベーターに乗ろうとしました。
    急いで走って、エレベーターに乗ったところ、母親が乗っていたのです。
    嬉しくて
    「ママ!」と呼びかけると
    おばさんがにっこりと笑いながら話しかけてきました。
    「学生さんは何階ですか?」
  • O2CNI_Lim, Chul / 写真=photopark.com | 入力 2016-02-07 09:24:00