記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
コラム > FOCUS

大宇建・ハンファ建、サウジアラビアの「新都市建設」プロジェクト

◆ 新産業「都市」の輸出 ◆ 

    • < 大宇・ハンファ建設サウジアラビア新都市 >

    原油安でゆらいだ海外建設事業に、「新都市輸出」が救援投手として浮上した。石油化学プラントがほとんどだった中東で、韓国の大型建設会社は京畿道盆唐の2倍の大きさの新都市建設に参入しながら事業ポートフォリオの拡大に乗り出した。総事業費だけでも最大200億ドル(約23兆ウォン)に達し、年末に本契約を締結すれば、国内建設会社が海外で受注した工事のうちで最大規模の記録を塗り替える見通しだ。

    大宇建設・ハンファ建設コンソーシアムとサウジアラビア住宅部は24日、ソウル市盤浦のJWマリオットホテルソウルでサウジアラビアのダフヤ・アルフルサン(Dahyat Alfursan)新都市建設プロジェクトを通じ、今後10年間で住宅10万世帯を建てるという内容の了解覚書(MOU)を締結した。

    今回のMOUは、まず新都市に建てられる住宅10万世帯をテウ建設とハンファ建設、そして現地の建設会社サパク(SAPAC)によって組まれたコンソーシアムが施工するという内容だが、いったん住宅プロジェクトがうまく仕上げされれば、今後のインフラ工事をはじめとする新都市の造成事業全体を引き受けることになるという説明だ。

    新都市造成プロジェクトの全体事業費は約180億~200億ドル(約21兆~23兆ウォン)で、設計が完了すれば国内の建設業界史上における海外建設の受注規模で最大となる見込みだ。 MOUに続いて大宇建設とハンファ建設は本格的な設計に乗り出し、10月頃に本契約を締結するという目標だ。

    今回のプロジェクトは、国内建設会社の海外主力事業であるプラント工事発注が持続する原油安のために急減した状況で、新都市建設という新たな「ブルーオーシャン」を見出したという点で意味が大きい。年間海外受注量の中で最高80%を占めるほど石油化学プラントのみに偏重した事業領域は、急激な都市化で需要が増えている中東と東南アジアの都市開発事業に飛び込む戦略に最近は多様化している。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-24 20:13:39