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国際ハッキング防御大会「コードゲート2016」ソウルCOEXで開催

20時間脳戦争…世界の有名ハッカーが集まった 

    △写真=2日、ソウルのCOEXグランドボールルームで開かれた国際ハッキング防御大会「コードゲート2016」で、ロシアの「LeetChicken」チームのメンバーが問題を解いている。 [イ・チュンウ記者]

    「20時間のあいだ行われるハッカーたちの熾烈な頭脳戦」。

    国際ハッキング防御大会の「コードゲート2016」が2日、ソウルのCOEXグランドボールルームで二日間の日程で熱戦に突入した。今年で9回めを迎えたコードゲートは、規模の面では世界最大だ。ハッカーたちのオリンピックと呼ばれる米国の「デフコン(DEFCON)」大会よりも参加者数ではるかに上回っている。昨年のデフコンイベントには1061チームが参加した。昨年のコードゲートには1540チームが参加し、今年は1572チームに増えた。参加国も81カ国で、世界有数のハッカーがすべて参加した。名実ともに世界最大のハッキング防御大会として位置づけられた。

    今年、予選を通過した10チームすべてがそうそうたる履歴を有している。韓・米・仏・台湾・露など、各国を代表するハッカーたちがそろって本大会に名を連ねた。

    本大会出場の10チームの中に優勝経験のあるチームだけでも4チームだ。 2014年と2011年に2度の優勝を経験した米PPPチームは、予選1位(4537点)で本大会に進出した。17歳の時にiPhoneをハッキングして、iPhoneをすべてのキャリアで利用できるようにした米国のハッカー、ジョージ・ホッツ(27)は単独で出場した。彼は予選で4531点を得て、第2位で本大会に進出した。

    昨年の優勝チームである中国のOopsは、今年は9位の成績(4248点)でかろうじて本大会に参加した。それだけ予選が激しかったという話だ。 2012年優勝チームの露LeetChickenは4527点で3位の成績で本大会に上がり、スウェーデンのHackingforSojuは4位(4517点)で本大会のチケットを手にした。韓国ではTeambobとKaSecなど、2チームが本大会に上がった。本大会はこれらの10チームが主催側の提示した問題を解く方式で進められる。問題を解くには20時間が与えられる。休み時間は別にない。

    本大会に加えて、大学生・ジュニアハッキング防御大会もそれぞれ開催される。 2014年から始まった19歳未満のジュニアハッキング防御大会は、世界で唯一のジュニア対象イベントだ。今年は予選のみで52カ国・560人が参加した。本大会では韓国・米国・日本の青少年たちが勝負を繰り広げる。

    今年のコードゲートには初めて大学対抗戦もできた。国内28大学の情報保護グループが参加し、賞金総額1000万ウォンをめぐって真剣勝負を繰り広げる。サイバーセキュリティサークル「Y-CERT」のナム・グンヨンさん(25・延世大)は「同じ興味を持つ全国の大学生と一堂に会うことができて楽しい」とし、「競技には最善を尽くしてあたるけれど、祭りのように楽しみたい」と語った。
  • 毎日経済_アン・ジョンフン記者/オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-05-02 18:00:14