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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    パジサジャン:바지사장
  • 解説
    ハングル:바지사장

    ハングル発音:パジサジャン

    解説:
    たまに、違法のゲームセンターや売春業者が警察の取締りにあったというニュースが出てきます。警察に相次いで連行されながら、服で顔を覆うシーンはTVでよく見ることができます。

    しかし、ほとんどが店の実際の所有者ではなく、代わりに立てられたパジサジャン(パジ社長)という言葉があります。

    パジサジャンは、所有者の代わりに自分の名義で、店を含めて、企業の代表を務める人を指します。店に出てこずに、名義だけ貸す場合も多いそうです。

    パジサジャンを座らせる理由は簡単です。ゲームセンターや売春業者、賭博場などで法的な問題が発生した場合に代わりに刑務所に行けという意味です。お金がすべてを左右する世界だから、お金のある人々は処罰を受ける人も事前に代打を用意しておくわけです。

    このほか、信用不良者や前科者などの理由で法的に企業の代表になることが難しかったり、未成年者、または大衆の前に自分を出すことを気にする人が企業を経営しながら、パジサジャンを座らせる場合があります。

    弁護士、会計士などの専門職でもパジサジャンが登場します。弁護士よりも実際の業務にも優れ、案件を持ってくる才能もあるものの、弁護士の資格がない場合は事務所を運営することができません。この場合、退職した弁護士や、本当に能力がない弁護士を雇って、彼の名義で事務所を開くのです。このとき名義を貸してあげた弁護士は、パジサジャンと相違ありませんね。非常にまれなケースですが、医師もパジサジャンになる時があるので、世界は本当に怖いものです。

    実際に、運営者でなくてもパジサジャンとして座っていると、法的に問題がおきたときに処罰を受けることになります。租税犯の処罰法では、租税回避のために他人の名義で事業者登録をした人は、2年以下の懲役または2千万ウォン以下の罰金に処するように規定しています。名義を貸してあげた人は、1年以下の懲役、または1000万ウォン以下の罰金を受けることもあります。実際に悪い親戚に名義を貸して、懲役を受ける危機に瀕している人もいます。

    名義を借してあげた人をパジサジャン(パジ社長)と呼ぶ由来や理由は定かではありません。いくつかの説を紹介すると、
    1. チョンアルパジ(銃弾用の盾)の後の二音節を取ってきた
    2. ホットパジの前のホットを抜いて使った
    3. パジチョゴリのチョゴリを省いた
    という3つの説が結構もっともらしく聞こえます。